iemiru コラム vol.13
【基本編】土地選びのコツって?~押さえておきたい7つのポイント~
土地の購入のあたり、最も重要な作業のひとつがリサーチです。 ひと口に「宅地」といっても、その種類はさまざま。 果たして、何を基準に考えていけばよいのでしょうか。 今回は、契約前に必ず確認しておくべき7つのポイントに ついてお話ししていきたいと思います。
①地価
家と同じく、土地は大切な財産です。 将来起こりうる引越しや相続の可能性を踏まえ、 より資産価値の高い土地を見定めるためにも、 まずは候補地の「相場」を知ることから始めましょう。 定期的に更新される公的機関のデータは信頼度が高く、 売地が適正価格か否かを判断する際の参考になります。 ※下記の閲覧場所のほか、各機関の公式サイト等でも検索可能 <地価公示> 用途:公正な土地取引の目安 更新ペース:年1回(1月1日時点) 閲覧場所:市役所・区役所・公立図書館など http://www.land.mlit.go.jp/landPrice/AriaServlet?MOD=2&TYP=0 <都道府県地価調査> 用途:公正な土地取引の目安 更新ペース:年1回(7月1日時点) 閲覧場所:市役所・区役所・公立図書館など http://www.land.mlit.go.jp/landPrice/AriaServlet?MOD=2&TYP=0 <路線価> 用途:相続税の課税基準 更新ペース:年1回(1月1日時点) 閲覧場所:税務署 http://www.rosenka.nta.go.jp <固定資産税評価額> 用途:固定資産税の課税基準 更新ペース:3年ごと(1月1日時点) 閲覧場所:市役所・区役所など
②地盤
長く住む上で前提になるのが、安全面です。 竣工後の大規模な欠陥を避けるため、 過去の土地の経歴を示す「地歴」にも目を向けましょう。 地震や津波、地盤沈下といった自然災害の有無のほか、 以前田んぼや沼地だったところを埋め立てている場合や、 傾斜地などは基礎工事の費用にも関係してくるので注意が必要です。 土地の履歴は登記所や役所で入手可能。インターネットで 閲覧できる地域もあるので、チェックしてみましょう。
③形状
四角い土地は家を建てやすく理想的ではありますが、 狭い都心では変形の区画も少なくありません。 間取りに大いに関係してくるため、事前に設計士さん などへ相談することをおすすめします。 また、土地の正確なサイズや形状を確認することも重要です。 隣接する土地との境界が曖昧な場合、ともすると トラブルに発展しかねないので、あらかじめ専門の 測量業者へ計測を依頼するとよいでしょう。
④方位
土地の向きは、主に日当たりの関係から、 間取りプランへの影響が考えられます。 「南向きがよい」という話をよく耳にしますが、 実は、一概にはそう言い切れない部分も。 確かに、日中を通して陽が射す時間が一番長いのは南向きですが、 住宅密集地などですぐ前に建物がある場合は、 たとえ南を向いていても採光が期待できません。 日当たりは間取りによってうまく解決できるケースも あるので、最終的には隣接する建物や道路などの 状況をよく見て決定しましょう。
⑤インフラ整備状況
更地を購入する場合、電気・ガス・水道といった 生活に必須なインフラが配備されているかを確認します。 新たに工事するとなると、初期費用が発生するので抜かりなく。
⑥建築条件
土地を手に入れても、自由自在に住居を建てられるとは限りません。 ここで条件に関する頻出キーワードを挙げておきましょう。 <建築条件付土地取引> 売地の所有者(主に不動産会社)が指定した建設業者との間に、 建築する建物について一定期間内に建築請負契約を成立させることを 条件として売買される取引のこと。 あらかじめ建設業者や期間の定めがあり、条件が折り合って 初めて購入可能となるため、価格はもとより要望を満たす 家づくりができるかどうかもネックとなってきます。 <建ぺい率> 敷地面積に対する建物面積の割合のこと。 例えば、建ぺい率が60%の場合。100平米の土地には、 60平米までの建物が建てられるという意味になります。 <容積率> 敷地面積に対する建物の延床面積の割合のこと。 例えば、容積率100%の場合。100平米の土地には、 1階60平米+2階40平米=計100平米の建物が建てられる ということです。
⑦周辺環境
最後に、忘れてならないのが、家の周りの治安や雰囲気、 交通や買い物などの利便性です。 最寄り駅までの距離をはじめ、スーパーなどの商業施設、 病院、教育・福祉施設が充実しているかどうかを前もって リサーチしておくと安心です。 調査を怠ると資金計画へ影響を及ぼす恐れもある土地選び。 念入りに調べて、十分に納得のいく一画を手に入れたいですね。
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