iemiru コラム vol.152
静音でパワフル? サーキュレーターの使い方やおすすめの選び方7選をご紹介!
新たな空調家電として、近年注目されているサーキュレーター。最近では一般家庭だけでなく、オフィスでも見かけるようになりました。かなり普及してきたサーキュレーターですが、「扇風機となにが違うの?」「使い方がよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。 今回は初めて購入する方でも失敗しないよう、サーキュレーターの使い方や選び方をご紹介します。ご自身の生活にあったサーキュレーターを選んで、快適な空間を手に入れましょう!
サーキュレーターとは
サーキュレーターとは英語で「Circulator=循環器」という意味を持つ、空気をかき混ぜる機械のこと。直進性の強い風を送り出すことで、遠くまで風が届き、部屋中の空気を循環させます。夏によく見かけますが、冬でも暖房の効率を上げるために活躍してくれる家電です。
扇風機との違いは?
扇風機とよく似た形状をしていますが、扇風機は「人が涼しいと感じる風を送るもの」、サーキュレーターは「空気を循環させるもの」という違いがあります。具体的に、扇風機は柔らかく広範囲に拡散する風を送るのに対し、サーキュレーターは強いまっすぐな風を送るのが特徴です。 また扇風機の風に当たると心地良く感じるのに対し、サーキュレーターの風に当たると強いと感じる傾向があります。
サーキュレーターの使い方
空気を循環させるサーキュレーターですが、どのようにすれば効率よく使うことができるのでしょうか? 以下、部屋を快適な空間にするためのポイントをご紹介します。
エアコンなどの空調と併用しよう
サーキュレーターは単体で部屋の温度を上げたり下げたりすることができません。あくまでもエアコンなどの空調サポートとして使うことをおすすめします。 ・夏は下に溜まった冷気を循環させる 冷たい空気には下に溜まりやすい傾向がありますので、エアコンの向きを下にして、冷たい風が床に到着する場所を狙って風を送ります。サーキュレーターの風は、エアコンの冷気が届いていないエリアへ向けて送ることを意識してください。 ・冬は天井付近の暖気を下へ循環させる 温かい空気は上にいき、天井に溜まりやすい特徴があります。暖房をつけているときは、サーキュレーターの向きを天井方向へ向けて風を送りましょう。なるべく風がバウンドして空気が循環しやすい場所を狙うのがポイントです。部屋全体の空気のムラをなくすことで、快適な体感温度を保つことができます。
サーキュレーターの電気代って? 扇風機よりも安いの?
サーキュレーターの電気代は扇風機より少し高め
結論から言うと、電気代はサーキュレーターの方が少し高くなります。ただし、その差は1時間あたり1円以下。機種にもよりますが1日10時間使っても10円程度しか変わらないので、電気代による負担の差は少ないと言えます。 ちなみに、サーキュレーターの消費電力は約15~40Wが目安です。仮に25Wだとすると、1時間あたりの電気代は1円程度が目安となります。
キッチンなどにエアコン設置を検討している方はサーキュレーターを使った方がお得
「キッチンやダイニング暑い」「部屋が広くてエアコンが効かない」ということで、2台目のエアコンを検討している方にはサーキュレーターを使うことをおすすめします。 エアコンを冷房として使った場合、1時間あたり約2~30円の電気代が発生。季節など条件の影響によって大幅に差がありますが、仮に15円だった場合、サーキュレーターとの1時間当たりの電気代の差は14円になります。 1日10時間使ったとすると、1日あたり140円、1ヵ月で4,200円も電気代に差が出ることに。サーキュレーターで対応できるのであれば、エアコンよりもお得に過ごすことができます。
サーキュレーターの選び方7選
部屋の広さにあわせた風力
サーキュレーター選びのなかで一番大切なのは風力の強さ。強さを調べるには「到達距離〇〇m」や「帝王床面積〇〇畳」といった表示を確認してください。とくに到達距離のイメージがわかない方は、しっかりと適応床面積を調べましょう。 値段が安いという理由で購入し、後で「適応床面積が足りていなかった…」ということがないように気を付けてください。
・省エネできる風力切り替え 風力切り替えができるタイプであれば、より効率的に空気を循環させ、無駄なエネルギーを使わずに済みます。というのも、強い風が必要なのは最初の数分程度。ある程度空気が循環し始めたら、あとは弱めの風にして問題ありません。 また最大風力を変えることはできませんが、弱めに調整することはできるので、買うときに適切な風力が分からない方は風力強めのサーキュレーターがおすすめです。
ストレスフリーな静音性
室内を静かな環境にして過ごしたい方には、静音性の高いサーキュレーターをおすすめします。一般的に風力が強いサーキュレーターの方が音もうるさくなりがちですが、静音性設計で静かなサーキュレーターもあるので検討してみてください。 店頭で確認するのが一番良いですが、難しい方はレビューサイトで確認してみましょう。 ・繊細なDCモーター 静音性が高いサーキュレーターを探す目安として、「DCモーター」が使われているかどうかをポイントにしてみてください。DCモーターとは「直流モーター」のことで、一般的な「AC(交流)モーター」よりも繊細で静かに動く特徴があります。 またDCモーターは細かな風量調節が可能なタイプが多く、丁度よい風力に調整しやすいのでおすすめです。もちろん、ACモーターでも静穏設計のサーキュレーターはありますが、気になる方はぜひお試しください。
洗濯物の乾燥にも便利な首振り機能
風を一定の範囲に拡散できる「首振り機能」。風が強いモデルであれば首振りなしでも空気が循環しますが、弱風でも静かに空気を循環させたい場合などに効果的です。
また洗濯物を乾かすときには、生乾きのよどんだ空気や湿気を吹き飛ばしてくれるので重宝します。
おでかけや睡眠時に便利なタイマー機能
スイッチの切り忘れに便利な「タイマー機能」。寝るときや部屋を出るときなど、あらかじめ設定しておけば無駄遣いを防止してくれます。
床に置きたくないなら天井設置タイプを
床面に置くと「掃除の邪魔になる」「見た目が気になる」と感じる方は、天井に取り付けるタイプをおすすめします。あらかじめ「シーリングファン」がついている部屋もありますが、後付けすることも可能です。
なかにはシーリングライトとサーキュレーターが一緒になった、一石二鳥なモデルもありますので、気になる方はチェックしてみてください。
移動して使いまわすなら5kg以下の軽量モデルを
普段はリビングで使うけど、洗濯物を部屋干しするときは移動して使いたい、といった方には軽量モデルをおすすめします。持ち運びに便利な取手付きのモデルもありますので、移動させたい方は探してみてください。
部屋の広さと使い方を確認して快適な空間をつくろう!
サーキュレーターを効率的に使うには、部屋の広さにあったモデルを選ぶことが大切です。読書などをする部屋では、静かな「静音性」とリラックスできる「アロマ機能」があるモデルを選ぶなど、理想の使い方を意識して選んでみてください。 最適なサーキュレーターを選んで、気持ちの良い毎日を過ごしましょう!
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