iemiru コラム vol.185
【iemiru仮面座談会】 契約前に知っておきたい! 住宅購入ママさんたちの本音トーク(前編)
初めての家選びにあたり、どんなポイントに気をつければよいのか知りたい方は多いはず。今回の座談会では、マイホーム購入検討中のママさんたちが、家づくり経験者のママさんたちに素朴な疑問を投げかけ、住宅会社の担当者にはなかなか聞けないリアルな体験を語ってもらいます。
参加者プロフィール
【新築戸建て購入】K さん(40代 主婦)
間取り:4LDK+書斎 2018年7月上旬竣工 家族構成:夫、子(中1、小4)
【中古戸建て購入】Rさん(30代 パートタイマー)
間取り:5LDK 家族構成:夫、子(中1、小4)
【中古マンション購入】Iさん(30代 主婦)
間取り:3SLDK 築1年のマンションを2013年に購入 夫、子(6歳、3歳)
【新築検討中】Pさん(30代 会社員)
間取り:4LDK(実家で二世帯暮らし) 家族構成:両親、子(小3、小1)
★本日の司会進行係 【新築検討中】Mさん(40代 個人事業主)
間取り:3DK(マンション住まい) 家族構成:夫、子(小6)
エリア重視型 新築戸建て購入 Kさんの場合
M:Kさんはなぜ新築を? K:住みたい地区がもともと決まっていました。もう40代で子どもも成長しているし、歳をとって車を使わなくてもよい場所。公共交通機関を利用できて「駅近」という条件を優先して購入しました。学区も選びたかったけど、すべての条件に合う物件は見つからなかったので、利便性重視になりました。 M:住宅会社はどちらですか? K:Mさん(岡山の地元工務店)です。同社の建築条件つきの土地を選んだので、必然的に。ハウスメーカーも見たのですが、高いイメージがあったんですよね。 P:ご主人がメインで土地探しを? K:ほとんど主人に任せました。私は見てもわからないので(笑) 主人と不動産業者さんにお任せして、いろいろと物件を見てくれたんです。 M:では、家族で場所を見に行くということはなかったのですか? K:主人があらかじめ選んでくれた物件を家族でみるという流れでしたね。 M:ハウスメーカーさんも見たと言われていましたが、工務店さんの方がよかった理由って? K:ハウスメーカーは間取りのパターンや構造が決まっていて、ブランド名で安心という気持ちが強かったのですが、営業と設計の担当者が違うので戸惑いそうかなと。 その点、工務店さんは建築士さんと施主の一対一だし、間取りなども自由度がきくところがよいかと。大工さんに臨機応変にしてもらったので、工務店でよかったと思いました。
10年かけてじっくり検討 中古戸建て購入 Rさんの場合
P:たくさんある条件の中で、なぜ今の家を選んだのですか? R:当初は新築を希望していたのですが、10年探しても希望の物件がなくて。タイミングよく住みたい間取りと学区の条件が合う中古物件があったので決めました。 P:中古住宅のよかった点、悪かった点は? R:建築業者との打ち合わせや建築期間がなく、引っ越しの準備だけでマイホームに住めたので気楽でした。新築だとマイホームを建てるまでに気苦労が多いとよく聞くので。カーテンや、照明器具も付いた状態で引っ越したので、助かりましたね。 反対に、太陽光発電もついていたので大喜びで購入したものの、売電契約の際の設備IDやパスワードが不明で、手続きが大変だったんです。太陽光付きの中古住宅を購入される方は、住宅購入前に売電契約の確認を確認することをおすすめします! M:中古とはいえ、比較的新しい物件だから満足度も高いのでは? R:そうですね。二年前にクロスも張り替えられていたので、とてもきれいな状態で引き渡してもらいました。すごくいい条件で、値段も新築より安かったので決めたという感じです。 M:他に困ったことはなかったですか? R:オーダーメイドの住宅だったので、決まった間取りをどのように使うかが難しいというのはあります。前に住んでいた方が温水器やインターフォンの器具説明書をとっていなかったようで、使い方はネットで調べています。
子どもが巣立つ将来を見据えた選択 中古マンション購入 Iさんの場合
M:Iさんはマンションを購入されたんですよね。 I:当初は一軒家、マンションともに検討していました。一軒家のハウスメーカーも見学したけど、間取りがすべて同じというイメージで、ちょっと違うかなぁと。もともと住んでいた場所から離れたくなかったのですが、土地の価格が高い地域だったので予算も高額に。 将来子どももその場所に住むか分からない、県外に出ていった際にどうするの?と思い、 一軒家ではなくマンションに決めました。そうしているうちに、希望に合うマンションを見つかったんです。 P:物件を探しはどのように? I:住宅情報誌とか、不動産屋さん情報の広告を隅から隅まで見てました。 土地柄、マンションが多いので、売地もなくて。 P:学区で選ぶと、条件も固定になりますよね。 I:中古の戸建て物件もあったのですが、値段が高いのと、目の前に水路があるなど、立地条件がいやだったんです。実は、見に行った次の日に「他の方も検討してます」と言われ、頭金なしで即決めました。 M:そんなに急に決まったら、いろんな手続きも大変そう! I:そこは夫に任せました!!
ご近所トラブルに防犯対策?! 住んでみて初めて分かったこと
M:マンションの最大の魅力は、家の掃除が楽なのと、ご近所付き合いがドライなイメージ。そのあたり、実際はどうですか? I:うちは、クレーマーが多くて。入口に車をちょっと止めているだけで警察を呼ばれたりします。近所もクレーマーの方が多いので気を遣うんですよ。引っ越し当日に搬入のために車を停めているだけで警察を呼ばれたんです。 一同:すごい!! M:買う前に知っておきたいけど、そういうところって分からないですよね。 I:買う前に知っておきたかったですよ~。でも、よくよく見ていると、共用の掲示板に「たばこの吸い殻が落ちているので気を付けてください」とか、「ドアを閉める音が響くので気を付けてほしい」といったクレームの貼紙が多いいのですよね。中古のマンションは掲示板を見ておくのもポイントかも。 M:確かに。貼紙が多かったりすると、神経質な住民の方がいるかも?というお知らせかもしれませんね。 一同:そこホント、ポイントだ! M:私は実家がマンションなので、暮らすことにはなんの抵抗もなかったんです。防犯上の心配はないかなぁ。 でも私は一軒家の購入も視野に入れているので、防犯について気になります。泥棒が入ったりするのは一軒家が多い気もするし、夜など網戸の状態で寝たいときはどうしてますか? K:うちは、一階で寝るようになりますが、セキュリティは特に入れてはないですね。ただ、建築の区域規定で防火区域なので、1階はガラスに格子が入っていたり、シャッターをつけなくてはいけなかったので、それが防犯になるかなぁと思っています。
熱のこもった家族会議 意見の衝突はどう乗り越える?
M:家を買うときって、夫婦でアイデアを出したり、意見をすり合わせたりと、話し合いの場が多いですよね。ケンカすることはなかったですか? R:うちは家探しを10年ぐらいしてたので、私は住宅会社から、夫は土地からと、入口が違ってたんです。いろんな物件を見るうちに、優先順位が分かってきて。私は室内の雰囲気、夫は立地というように、チェックの役割を決めました。一軒見るごとに、お互いの意見をシェアしあってましたね。 P:意見が分かれることはなかったんですか? R:予算も決まっていたし、住みたい地域を限定していた分、そこまでなかったですね。 M:マイホーム選びでこだわる部分が夫婦で違えばスムーズだけど、二人ともこだわるポイントが一緒だったら揉めそうな。 R:確かに、そうですね。いろんなことが決まらないので話は進みにくいと思います。 M:キッチンのこだわる夫婦だと、俺のキッチン、私のキッチン、とかなりそうな(笑) P:マイホームを選ぶときに、中古か新築かでも迷いそう。そこは最初から中古と決めてたんですか? R:いえ、最初は新築で考えてました。夫の方が新築にこだわっていたのですが、なかなか条件に合う物件がなく、最終的には中古に。 M:徐々に選ぶ条件も変わるということですね。 R:最初は夢いっぱいで探すんですけど、いろんな現実を見ていると、必然的に条件も精査されるような。なんか家選びって、パートナー選び、結婚と似てるかも(笑) M:住宅展示場などでモデルルーム見て「こんな家にしたい!」と思っても、土地の問題もあるし、予算に余裕がないと難しい気がしてきました。住宅展示場に行けば家が建つ、ということではないんですね。 K:うちの場合は建築条件がついていたから、工務店を選ぶことはなかったですが、納得できる工務店さんを選んだのでそこはよかったなぁと思っています。夫婦のもめごとは特にないかな。私自身が家にこだわりがないんですよね。地域性や近所の様子などは、不動産屋さんに教えてもらいました。 P:Iさんは? I:めっちゃ揉めましたよ(笑)夫は新しいもの好きだから、中古か新築かでもめて。あまり希望の学区に新築がなかったから、中古でもよいかと。私は古くてもリノベーションすればよいという考えだったのですが、まず物件を見に行ってくれないの。私一人が行っても意味ないですしね。
不動産屋さんによって 情報量が違うってホント?
K:初めの段階で住むエリアの情報を知るって大切ですよね。一度建てたら引っ越すわけにもいかないし。 M:Iさんの家って不動産屋さんは何も教えてくれなかったんですか? I:家が売り出されている理由は教えてくれたのですが、住民のことまでは。黙っていたというよりも、何も知らないって感じでしたけどね。 P:ただ管理してるだけっていう不動産屋さんもいるってこと?不動産屋選びも大切ですね。住みたい場所の夜の雰囲気がどうなってるかとか、一日を通しての日当たりとかも知りたいですよね。そんな時は自分で見るしかないのかなぁ。 I:まぁ、個人情報の問題もあるからそこは色々ありそうですけどね。今のマンションは条件に合う物件だったのですぐ気に入りました。築浅だけど、中古マンションの予算に近いの金額だったので。 M:予算とどれくらい違ったのですか? I:中古ですが、希望の予算より200万上乗せで築浅マンションを購入できました。前の住人が破格の金額で売りに出されてて。 M:早く売りたかったのかなぁ。その情報は情報誌などで知ったのですか? I:いえ、不動産屋さんに直接問い合わせたら、教えてくれました。 P:賃貸でもありますよね。情報誌やネットみたいに公になってる物件だけでなく、実際に店舗に行って聞く方が耳より情報があったり。 I:うんうん。不動産屋さんに聞く方が新しい物件情報が知れるかも。 R:不動産屋さんも物件情報は自分が抱えてるお客様に連絡して、なかったら公にっていう流れのような気がする、情報誌とかは入稿までの時間もあるし。 新しい情報は直接聞くのが一番だと思います。
後編はこちら(準備中)
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