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iemiru コラム vol.202

金利についての基礎知識! 住宅ローンとの関係をわかりやすく解説

住宅ローンを組みたいけど「金利についてよくわかってない…」「とりあえず銀行マンから言われたとおりに…」という方も多いのではないでしょうか。大手の銀行であれば詐欺のような被害に遭う確率も低いですが、住宅ローンは大きな金額が動く、人生における重要なターニングポイントの一つです。 本記事では住宅ローンにおける金利について注目し、知識がない方でも仕組みが理解できるよう、基礎的なポイントから解説していきます。金利について理解することで、目先の安さだけでなく、安定した返済計画を立てられるようになりましょう!

金利とは?

金利とは、「借りたお金に対する使用料(お礼金や保証金)」または「お金の利率(〇〇%と表すことが多い)」のこと。例えば100万円を5%の金利(利率)で借りた場合、5万円の金利(利息)が発生し、返済する金額は105万円となります。 借りる金額が大きくなるほど、金利が1%違うだけでも支払総額が大きくなるのが特徴です。金利は経済の状況によって刻々と変化していきます。

金利の変化による支払い金額の差は?

仮に3,000万円を30年間で返済する場合、金利が1%増えるだけで支払総額は500万円以上も増えることになります。

元金3,000万円で30年返済(ボーナス返済なし)、原理均等返済の場合

金利1%の場合は「毎月返済額96,492円/支払総額約3,474万円」ですが、金利2%の場合は「毎月返済額110,886円/支払総額約3,992万円」となり、差額は約518万円もの差に。 国税庁が発表した2016年のサラリーマン平均年収420万円なので、金利が1%違うだけでも一般的な年収を超える金額になってしまいます。

住宅ローンの金利は安いの? 高いの?

結論から言うと、他の金融ローンに比べて住宅ローンの金利はとても安く設定されています。住宅ローンの金利は2018年の時点で約0.5~2.5%、身近なカードローンなどが金利約10%であるのと比べても、かなり好条件のローンです。 ただし、金利は安くても借りる金額が桁違いに大きいため、利息だけでも数百万円することになります。

住宅ローンが安い理由

ではなぜ、住宅ローンの金利は安く設定されているのでしょうか? 主な理由を2つ、以下で解説します。

マイホームを担保にするから

もっとも大きな理由は、家(マイホーム)を担保にしているから。もし債務者がローンを返済できなくなっても、家を売ってしまえばある程度の資金が回収できる仕組みです。家は一度建てればある程度の資産価値が持続するため、それ自体が大きな担保となりえます。

細かい個人情報をもとに厳しい審査をするから

住宅ローンの融資を受けるには、100項目以上の個人情報を銀行側へ提出する必要があります。提出した個人情報によって、「所属会社は信用できるのか」「過去に借金の経験がないか」「ガンなどのリスクが低い健康状態か」などの審査が行われます。 銀行側も厳しい審査を通過した人にしかお金を融資しないため、格安の金利を設定できるのです。

支払い額が安定する「固定金利型」

利率が低く好条件な住宅ローンの金利ですが、大きく2つの種類に分けることができます。それが「固定金利」と「変動型金利」。金利は常に変化していますが、固定金利は長期的に同じ金利でローン返済するため、安定した返済計画を立てられるのが特徴です。

全期間固定金利型

全期間固定金利型は、お金を借りたときから、返済が完了するまでずっと一定の金利が変わらないタイプ。基本的に返済額もずっと同じ金額になります。 ずっと同じ金額になるということは、借りたときの金利が安ければ安いほど、お得になるということ。今後金利が上がったとしても、借りたときの安い金利が適用され続けるので得になります。逆に金利がもっと安くなれば、高く支払うことになるので損をする可能性もあるので注意が必要です。

固定金利期間選択型

固定金利期間選択型は、借りてから数年間は同じ金利で返済し、ある地点から金利を見直すタイプです。仮に金利を見直すタイミングを10年後とした場合、10年後に金利が上がっていれば全期間固定金利型よりも損をする可能性があります。 逆に金利が下がっていれば、全期間固定金利型よりも得をする可能性も。金利を見直すとき、あらためて固定型にするか変動金利型にするか選択することができますので、そのときの状況にあわせた返済計画を立てられるのが特徴です。

経済の状況を受けやすい「変動金利型」

固定金利型とは正反対の性質を持つのが変動金利型で、おおよそ半年に1回をめどに金利が見直される仕組みです。借りる側にとってのリスクが高いため、固定金利型よりも低い金利が設定されます。 2018年現在は過去最安水準の低金利になっているので、とてもお得な金利タイプですが、今後も金利が低いという保証はありません。金利が上がって損をする可能性もあるので、注意が必要です。 金利の歴史をみていくと、金利は常に上げ下げを繰り返しています。上がり続けたり、下がり続けたりすることはありませんので、その点に気を付けながら金利型を選ぶようにしましょう。

フラット35とは?

フラット35とは、銀行と国がコラボした35年長期ローンのこと。35年間、全期間固定金利型で住宅ローンを組むことができます。住宅ローンを検討している方は聞いたことがあるのではないでしょうか。 通常、銀行が35年間も同じ金利で資金を融資するのはハイリスクで困難ですが、そのリスクを国(住宅金融支援機構)が肩代わりしているため、実現している金融商品です。なかには、銀行独自でフラット35を実現している場合もあります。

一番のメリットは「審査基準が優しい」こと

フラット35は長期間の住宅ローンにも関わらず、審査基準が優しいのが特徴です。勤続1ヵ月の方や、産休・育休を取得中の女性のみでも借り入れできる可能性があります。

一番のデメリットは「物件価格の9割までしか融資を受けられない」こと

フラット35では、物件全額の融資が受けられないため、住宅を建てるためのある程度まとまった資金をもっている必要があります。

金利が同じでも支払額が変わる!? 住宅ローンの支払方法

住宅ローンの返済額を決めるポイントは、金利だけではないのをご存知でしょうか? 実は住宅ローンの支払方法には2つの種類があり、どちらを選ぶかによって返済額が変わります。以下、2種類のメリット・デメリットとあわせて解説します。

毎月の支払額が変わらない「元利均等返済」

元利均等返済とは、毎月の返済額が変わらない返済方法のこと。返済額が変わらないので、返済計画が立てやすいメリットがあります。ただし、返済当初は利息を支払う割合が高く元金が減りにくいため、支払総額が高くなるデメリットも。 基本的に銀行側が説明する住宅ローンは、この元利均等返済を前提として話を進める傾向にあります。利息が多くなるため、長期的には銀行側にメリットがある支払い方法です。

支払総額が安くなる「元金均等返済」

元金均等返済は、毎月同じ元金を返済する方法のこと。元利均等返済の場合は元金が減りにくいですが、元金均等返済の場合は確実に元金が減っていくため、支払総額が元利均等返済よりも安くなるメリットがあります。 ただし、返済当初は元金の金額が大きく、月々の返済額も高くなるデメリットがあります。

金利は上がる可能性も考えて選ぼう!

住宅ローンの返済額に大きく影響する金利。2018年現在は過去最安水準の金利と言われ、借りる人にとって好条件の時期とされています。 ただし、現在安くなっているということは、必ず上がるときがやってきます。現在金利が安いからと言って安易に変動金利型を選ぶのは気を付けてください。無理のない住宅ローンを組んで、ストレスの少ない生活を検討してみましょう。

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