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iemiru コラム vol.222

オシャレなルームフレグランスで癒しの空間に!おすすめの選び方と香りごとの特徴を解説

好きなインテリアで部屋づくりはできたけど、なにか物足りない……と悩んでいる方には、ルームフレグランスがおすすめ。部屋をお気に入りの香りで、心地良い空間にしてみてはどうでしょうか。 とはいえ、「どんな種類があるのか分からない」・「香りによって効果が違うの?」と迷う方も多くいらっしゃいます。 本記事ではルームフレグランスの種類や、香りの特徴、場所によっておすすめの香りを解説していきます。理想のルームフレグランスを取り入れて、理想の部屋づくりをしていきましょう!

ルームフレグランスとは?

ルームフレグランスとは、英語で「room(部屋) fragrance(良い香り)」と書き、部屋をいい香りにするものの総称として使われています。もともとトイレや部屋の芳香剤などが一般的でしたが、近年はオーガニック系で天然のアイテムが人気です。 お香やスプレータイプ、アロマキャンドルやディフューザーなどたくさん種類があるので、好みや場所によって使い分けできるのも嬉しいポイント。 またネット通販や雑貨屋、ドラッグストアなどで簡単に手に入るので、ぜひ挑戦してみたいアイテムです。

ルームフレグランスの選び方:種類ごとの特徴

お香

近年は海外でも人気のあるお香。着火してからすぐに香りが広がり、煙をくゆらせて楽しむことができます。 香りは比較的強く、せまい部屋ではすぐに充満するので、広く風通しのよい部屋で使うのがおすすめです。 日本では古来より「香りを楽しむもの」・「邪気を払うもの」として親しまれてきましたが、現代では「ラベンダー」・「ムーン」・「バニラ」などのオシャレな香りも登場し、豊富なバリエーションがあります。また価格も数百円程度から購入できるので、始めやすいのもメリットです。

スティックディフューザー(リードディフューザー)

インテリアとしても素敵な見た目で、手軽に使えるスティックディフューザー。火や電気を使わないので、安全かつどこにでも置けるのが魅力です。スティックの本数を増やしたり減らしたりすることで、簡単に香りの強さを調整できます。 また「ビン(容器)」・「竹ぐし」・「アロマオイル」・「無水エタノール」があれば手作りも可能。数カ月間も長持ちするアイテムが多く、お香やスプレータイプのような手間をかけたくない方にもおすすめです。 効果が切れるまで1日24時間ずっと香り続けるので、仕事帰りでも帰宅した瞬間からアロマの香りが迎えてくれます。

超音波式アロマディフューザー

水を使ったミストで香りを楽しめる超音波式アロマディフューザー。商品によってはライト機能も付いており、インテリアとしても楽しめるアイテムです。香りの種類も豊富にあり、組み合わせて好きな香りを作れるのも人気の秘訣。 ほとんどの超音波式ディフューザーではタイマー機能が付いているので、切り忘れの心配もありません。価格も2,000円前後から購入できるなど、手ごろな価格設定も魅力です。

アロマキャンドル・アロマポッド

火を使ってアロマを楽しむアロマキャンドルやアロマポット。火を付けなくてもある程度香るので、トイレなど狭い空間のアロマとしても活躍します。人は火が燃えるゆらめきにリラックス効果を感じる傾向があり、香りともにリラックス効果の高いアイテムです。 室内の明かりを落としてから火をつけることで、より高いリラックス効果をえることができます。

サシェ(匂い袋)

香料を入れた小袋で香りを楽しむサシェ。ふんわりとした優しい香りのアイテムが多く、クローゼットやタンスなどに入れて洋服に匂いをつけたり、カバンのなかに入れたりして香りを楽しめるのが特徴です。 また香りによっては虫よけ効果もあり、天然素材のサシェであればより安全に使うことができます。 また材料も「小袋」・「香り材」と簡単なので、手作りするのも簡単。自分好みの香りにカスタマイズして楽しめるのも嬉しいポイントです。

アロマワックスバー・石鹸

火や水を使わず、飾っておくだけで香りを楽しめるアロマワックスバー。ドライフラワーやドライフルーツなどをそのまま利用するので、見た目も可愛くインテリアとしても人気です。 素材はすべて100均で揃えることができるので、ハンドメイドの作品も多く、アレンジも自由自在。サシェ同様、玄関やトイレに飾って使われています。香りも数カ月1年ほど長持ちするので、お香やスプレータイプのような手間がいらないのも魅力です。

アロマスプレー

サッと吹きかけて香りを演出できるスプレータイプのアロマ。リラックスしたいときや、来客のときだけ使い方におすすめのタイプです。またカーテンやソファなど、生活臭がつきやすいところにピンポイントで香りづけできます。 玄関なども空中で2~3回吹き替えれば数時間は香りが続くので、人の出入りがあるときにサッと香りづけできる手軽さも人気です。

ルームフレグランスの選び方:人気の香りごとの効果

ローズ

あらゆるフレグランスのなかでも代表的なローズの香り。華やかで甘い香りが特徴で、気分の高揚や幸福感をもたらす香りとして人気です。また心身をリラックスさせ、ストレスを軽減する効果、女性ホルモンのバランスを整える効果も。 ストレス軽減やホルモンバランスが整うことで、敏感肌・乾燥肌による肌荒れ、生理不順などの改善に役立つとされています。

ラベンダー

爽やかでフローラルな香りが人気のラベンダー。リラックス効果が高く、沈静・鎮痛によってストレスが溜まっているときや、不安があるときにおすすめです。また自律神経を整える効果がるので、心身ともに安定させたい方にも最適です。 また虫よけ効果もあるので、クローゼットやタンスで使えば防虫効果も期待できます。

レモングラス

レモンのようにスッキリとしてフレッシュな香りのレモングラス。実際は柑橘系のレモンではなく、イネ科の植物として、古くから薬用のハーブとしても使われてきました。 副交感神経に働きかけることで、緊張や不安な心を和らげる効果があります。またフレッシュな香りで集中力・記憶力をアップさせる効果も。さらに防虫効果もあるので、虫よけとしても重宝します。

シトラス

爽やかでフルーティーな香りが特徴のシトラス。シトラスとは「グレープフルーツ」「レモン」「ベルガモット」といった柑橘系の総称で、それぞれ人気があります。 フレッシュな香りが落ち込んだ気持ちをリセットして、明るいポジティブな気持ちにしてくれます。気持ちを安定させて集中力・記憶力のアップに役立ちます。

ペパーミント

スッキリとして爽快な香りが特徴のペパーミント。ペパーミントに含まれるメントールという成分には鎮静作用があり、イライラした気持ちや緊張をやわらげてくれます。またスッキリとした香りは脳を刺激して、眠気覚ましや時差ボケ防止の効果も。 虫よけや殺菌、さらに肌に当てるとスース―して涼しく感じる効果もあるので、夏は希釈したスプレーがあれば1日中活躍してくれます。

ティーツリー

清涼感のあるウッディーな香りが特徴のティーツリー。とても殺菌効果が高いにもかかわらず、肌への刺激は比較的低いので、「日焼けの炎症」・「アトピー」・「ニキビ」などの治療に使われてきました。 スッキリとしたクールな香りは気持ちをリフレッシュさせる効果があり、集中力や記憶力を高めることが期待されます。

ヒノキ

どこか懐かしくウッディーな香りが特徴なヒノキ。日本では昔から高級木材として使われてきたので、なじみ深く落ち着く香りのひとつです。 森林浴と同じような効果があり、鎮静作用でイライラを落ち着かせてリラックス、強壮作用でポジティブな気持ちにリフレッシュする効果が期待されます。またアロマオイルには高い殺菌・抗菌性があり、ミストを吹きかけることで空気清浄・消臭効果もあるのが特徴です。

バニラ

上品な甘い香りが特徴のバニラ。心地良く甘い香りにはリラックス効果があり、イライラや緊張した心をほぐしてポジティブな気持ちにしてくれます。気持ちが安定することで安眠作用も期待されているので、不眠に悩んでいる方にもおすすめの香りです。

ルームフレグランスの選び方:場所に合わせた香り

ルームフレグランスには場所によって最適な香りがあり、使い分けが肝心です。以下では場所ごとにおすすめの香りを解説していきます。

リビング

リビングは家族団らんやお客さんを招いて長時間過ごす場所。個性的な香りも良いですが、ナチュラルで清潔感のある香りをディフューザーでたくのがおすすめです。 季節によって香りをかえて、「春は程良く華やかなフローラル系」・「夏は清涼感があってフレッシュなシトラス系」・「秋は落ち着きのあるウッディー系」・「冬は甘く柔らかいバニラ系」といったように使い分けて楽しむのも良いでしょう。 リビングは他の部屋に比べて広いので、香りは空調やドア・窓近くなど、風の通り道に置くことで部屋全体に行きわたらせることができます。

キッチン

キッチンは料理をする場所なので、消臭やリフレッシュ効果のあるルームフレグランスがおすすめ。レモングラスやティーツリーといった、抗菌効果のあるフレッシュな香りが活躍してくれます。 フローラル系などもいいですが、料理の香りを邪魔しない程度の強さにしましょう。スプレータイプで局所的につかうのがおすすめです。

寝室

寝室は心身の疲れを癒す空間なので、自分好みでリラックス効果が高い香りがおすすめ。超音波式ディフューザーやアロマキャンドルでムーディな演出をすると、リラックスしやすくなります。 香りはフローラル系やバニラ系など、リラックス効果が高くポジティブな気持ちになれる香りが人気です。

玄関

玄関は帰宅時や来客時の印象を左右する場所なので、清潔感と落ち着きのあるシトラスやラベンダーなどの香りがおすすめ。アロマワックスバーやスティックディフューザーなど、長持ちしてインテリアとしても可愛いアイテムが役立ちます。

トイレ

トイレはスッキリとしたハーブ系やシトラス系の香りがおすすめ。狭く密閉された空間なので、サシェやアロマワックスバーといった小物インテリアが役立ちます。フローラル系もよいですが、甘く微妙な香りにならないよう気を付けましょう。

ルームフレグランスを長持ちさせる方法ってある?

残念なことに、ルームフレグランスは使用を開始したら、効果が切れるのを待つばかりです。 とても初歩的なことですが、長持ちさせたいときはスティックディフューザーやアロマワックスバーなど、長持ちする種類を選ぶのが大切。お香やアロマキャンドルは数十分~数時間しか効果が続きません。 超音波式も安全面から数時間でスイッチが切れるものがほとんどなので、確認しながら選ぶようにしてください。 その中でも、スティックディフューザーは数少ない長持ちさせる方法があるルームフレグランス。以下2つの長持ちさせる方法を試してみてください。

スティックの上下入れ替え

スティックディフューザーはその名の通りスティックを通して香り成分が空気中へ広がっていきます。ですが、長期間使うことでスティック内が目詰まりしてしまい、成分の流れが悪くなるときも。そんなときはスティックの上下を逆にすることで、再び香りが拡散されるようになります。 それでも香りが薄いときは、スティックごと交換してみてください。

無水エタノールを足す

多くのスティックディフューザーに使われている無水エタノールは、揮発性が高く香りの拡散を助けてくれる成分です。香りが薄くなったときは、無水エタノールの成分が少なくなっている可能性があるので、つぎ足して様子をみてみましょう。 無水エタノールはドラッグストアなどで販売しており、500mlボトルなら1000円程度で購入できます。ちなみに、無水エタノールは「シールはがし」「カビ取り」「油汚れ」などにも活躍するので、一家に一本あれば重宝するアイテムですよ。

ルームフレグランスを選ぶ&使うときの注意点

妊娠中NGな香りに気を付けよう

ルームフレグランスをはじめとする香り成分の強いアイテムには、妊娠中に使用を避けた方がよいものがあります。代表的なものは「ローズ」・「ローズマリー」・「ラベンダー」・「シナモン」・「ジャスミン」・「スペアミント」など、通経作用や分娩促進作用があるとされているので注意してください。 とくに妊娠初期は胎児・母体ともに安定しておらず、母親は嗅覚の好き嫌いも一時的に変わるときです。フレグランス意外でリラックスできるものを探して、なるべく控えるようにしましょう。 もちろん個人差もありますし、専門家によっても意見が分かれますが、使用にあたってはしっかりと確認することをおすすめします。

直射日光が当たる場所&高温多湿な場所は避ける

ほとんどのルームフレグランスは、直射日光や高温多湿の影響で成分が変化する可能性があります。香りが悪くなったり、持続性が低くなったりするので、置く場所には注意しましょう。

小さな子供やペットが触れない場所に置く

良い香りのするルームフレグランスは、小さな子供やペットが気になるアイテム。誤飲してしまい、体調不良など起こす可能性もあるので、手の届かない場所に置くようにしましょう。

アロマキャンドルなど火の扱いに注意

アロマキャンドルやアロマポットは、火を使うアイテムです。リラックスして眠くなることもありますが、火事にならないよう、十分に気を付けましょう。

好きなルームフレグランスを使い分けて、心地良い生活を送ろう!

ルームフレグランスは、気持ちをリラックス&リフレッシュしてくれる便利なアイテムです。自分だけでなく家族や友人と過ごす時間も豊かに彩ってくれます。自分の好みはもちろん、季節や場所によって香りを使い分けることで、素敵な時間を演出することも可能です。 お香やアロマワックスバーなどは数百円から購入できるので、これからはじめたい方にもおすすめです。 いくつかある注意点を知った上で、自分にあったルームフレグランスを見つけて、心地よい生活を送りましょう!

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