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iemiru コラム vol.264

最高にリラックスできる理想の寝室を作る方法とは?配置からカラーの選び方まで大公開!

一日の疲れをとるため、一番重視したい寝室

寝具の位置を決めてから、部屋のコーディネートをする

家づくりをする上で、寝室は最も「癒し」の空間であって欲しいところです。そして、疲れた体を休めるのには、寝具にこだわることも大切ですが、寝室の空間全体の雰囲気づくりも非常に大切です。 さて、ここで不動産広告の寝室の写真を見てみましょう。そこは心地のよさそうな寝具がセットされていて、全体の空間もゆったりした感じになっています。写真の演出が上手なのもありますが、雰囲気の良さは目を惹きます。 それでは、寝具にこだわることが寝室づくりのポインなのでしょうか。実は、寝具だけでは無く、寝具を設置する位置も大きなポイントなのです。 夜の寝る時間、そして朝の起きる時間のことをよく考えれば、部屋の大きさや形、窓の方向などと、寝具の位置関係のベストな条件が分かってきます。空間全体の雰囲気づくりには、寝具の位置関係から検討することが重要となるのです。 より良い雰囲気の寝室をつくるためにも、先に寝具の位置を決め、部屋のコーディネートはその後から考えましょう。

寝室と寝具の理想のサイズ

6~8畳の部屋

ベッドにはサイズの規格があり、ベッドのまわりにも人が歩くだけの広さや、人によってはドレッサーなどを設置するスペースが必要になってきます。 クローゼットなどの有無によっても条件は変わってくるでしょうが、そのような寝具とまわりのスペースを考え、6~8畳がちょうど良い広さとなります。

一人暮らしならセミダブル

ベッドを購入するとき、一番迷うのは大きさです。狭すぎは寝心地が良くありませんし、広すぎはスペースの無駄になってしまいます。ゆったりした寝心地で、しかも部屋を占拠しないサイズがベストとなります。 一人暮らしの場合を考えてみましょう。この場合のベッドのサイズは、どれくらいが丁度良いのでしょうか? そこで手がかりとなるのが、人間の体の寸法です。例えば人間が両手を大きく広げたとき、左の手の指先から右の手の指先までの距離が、その人の身長とほぼ同じ長さになります。 例えば、身長が160センチの人が片腕を伸ばすと、約80センチの幅となります。そうなると、ゆったりとした寝心地を求める場合、シングルベッドのサイズ(幅100センチ)では少し狭いようにも思えます。ですから、それよりもワンサイズ大きなセミダブル(幅120センチ)が、丁度良いと思われます。

2人で寝るならクイーンサイズ

2人で寝る場合のベッドの大きさも、やはり迷うところです。小さいサイズだとお互い気を使いますし、大きいサイズだとスペースやお値段などが気になりますよね。 ベッドのサイズは、メーカーによっても変わってくるのですが、ダブルを超えるサイズでは、クイーン、キングの順で幅が大きくなって行きます。寸法は、ダブルが140センチ、クイーンが170センチ、キングが180センチとなります。 さて、先に挙げた人間の寸法を思い出してみましょう。身長160センチの人が片手を伸ばすと大体80センチになります。 それを考えるならば、クイーンかキングを選ぶことになりますが、「2人が手を伸ばしても少し余裕がある」とする意味では、クイーンサイズがベストかもしれません。 あくまでも、おすすめのサイズですので、状況に応じて検討する際の参考にしてみて下さい。

寝室のレイアウトで注意すべきこと

ベッドの両側に60cm程度のスペースがあること

ベッドを設置する位置は、ベッドの周囲のスペースを、どれくらい開けるかがポイントになります。ベッドのまわりは必要に応じて、適度な空間をあけることをおすすめします。 例えば、2人で寝る場合にベッドを壁に密着して設置してしまうと、片側からしか出入りできなくなります。また、マットレスの下に収納スペースのあるタイプのベッドでは、自由に出し入れできる空間がないと、せっかくの収納スペースが使いにくくなってしまいます。 実際に使うときのことを意識したレイアウトを心がけることで、ベストな空間をつくりましょう。

クローゼットからベッドまでは最低でも90cmのスペースが必要

クローゼット付きの部屋を寝室にする場合は、ベッドを設置する位置には注意が必要になります。ベッドがクローゼットに近すぎると、クローゼットを開ける時にドアがベッドに当たって、クローゼットが開かなくなってしまうこともあります。 住宅の間取り図を見ると、クローゼットの位置などは最初から記載されています。ですから、間取り図とベッドの大きさから、寝室のコーディネートを計画することができます。 しかし、間取り図にはクローゼットの扉を開いた時の寸法まで載っているとは限らないので、あらかじめ開くスペースも予測しておくことをおすすめします。クローゼットのドアにも種類がありますが、ベッドから90cm以上あけておけば、ドアをスムーズに開くスペースが確保できるでしょう。 ですから、クローゼットの近くにベッドを設置する場合には、90cm以上のスペースをあけるようにしましょう。

寝室とベッドをゆったりサイズにすることのメリット

寝返りをうったり、寝相が悪くても自由に寝られる

ゆったりサイズのベッドは、良質の睡眠を取る上でもメリットがあります。寝返りをうったり、寝相が悪かったりしても、自由に寝られることです。 特に、自分の寝相にあまり自信のない人には、ベッドの広さは安心材料にもなり、快眠につながります。寝返りをうつ余裕がないベッドでは、気分的にも落ち着きませんし、実際に落ちてしまうかもしれません。 良質の睡眠を取り、体をリフレッシュさせる上で、寝返りのことや寝相を心配しなくて済むサイズのベッドを設置できるように、寝室自体もゆったりサイズにしてもよいかもしれません。

誰かと一緒に寝た時のストレスが少ない

2人が同じベッドで寝る時のことを考えましょう。寝返りをうった場合、もしかしたら押されたり、腕が当たったりするかもしれません。 そのような状態では、精神的にゆったりすることができず、むしろストレスになってしまい、場合によっては安眠を妨げられてしまう可能性もあります。 そんな時は、ベッドを2つ設置するという手段もあります。それには、ある程度の広さが必要となりますので、やはり寝室をゆったりサイズにしておくとよいでしょう。

掃除がしやすい

ベッドまわりは、意外に物であふれがちです。ぬいぐるみを置く人もいますし、寝ながら本を読む人もいるでしょう。他にも、飲み物を置く人など様々です。 狭いベッドまわりがゴチャゴチャしていると、掃除もしにくくなってしまいます。 その点、寝室がゆったりサイズであれば物を整理するスペースも作ることができ、掃除もしやすくなります。

家族が増えても一緒に寝られる

子供が生まれ、家族が増えた時に悩むのが子供の寝るスペースです。 ベッドが手狭で一緒に寝られない場合、寝具を別に用意する必要があるでしょう。 大きめのベッドを置けたり、追加の寝具を置けたりと、臨機応変に対応できるゆったりサイズの寝室にしておくことで、家族が一緒に寝ることができます。

意外と盲点!寝室で注意すべきこと

窓の位置と大きさ

寝室について考える時に意外と盲点になるのが、窓の位置と大きさです。 窓の位置が悪いと、良い睡眠が取れない場合もあるのです。 例えば、窓がベッドの東側にある場合、窓からダイレクトに朝日が差し込み、予想外に早く目が覚めてしまうことがあります。 また、枕元に窓がある場合は、仰向けで寝ている時にカーテンの先が目の前に来たりして、気になって寝つきが悪くなることがあります。 そして、大きい窓がある場合では、窓ガラスの仕様によって、夏は暑く冬は寒くなってしまう場合もあります。 ですから、寝具を設置するときには、窓の位置も計算に入れて、一番条件の良い位置にしましょう。

寝室は、リビングや水まわり、道路に面していないところに配置する

寝室はできる限り静かな環境としたいものです。ですから、リビングや水まわり、そして道路に接しない場所にしましょう。 リビングでは家族の話し声やテレビの音がしますし、浴室などの水まわりでは水の音がどうしても響くものです。また、道路に接していると、自動車の音や振動などが伝わって来てしまうかもしれません。 ですから、静かな環境で良質の睡眠を取るためにも、寝室はこれらの場所に注意して配置することが大切なのです。

プライバシーを守るために、ベッドは窓やドアから離れた場所に配置

「壁に耳あり、障子に目あり」ということわざがありますが、家にいるときのプライバシーも、やはり大切にしたいものです。 寝室でも、プライバシーを守る上であまり好ましくない場所があります。それは、窓やドアの近辺です。 窓はカーテンを閉めれば、確かに外からは見えなくはなりますが、それでも影がカーテンに映ることがあり、室内の様子が伺えてしまう場合もあります。 また、ドアのそばも、音が意外に漏れてしまうので避けたい場所です。ベッドに入りながら電話をしているときなど、会話がドアの外にまで聞こえてしまうのは、プライバシー上、好ましくありません。 ですから、ベッドは窓やドアから離れた位置に配置しましょう。

暮らし始めてからもリラックスできる寝室をキープするためにできること

モノを増やしすぎない

新しい家での生活が始まると、家具や家電製品など色々なものが必要になり、購入する機会も増えるでしょう。しかし、気を付けて買い物をしないと、あまり必要でないものまで買ってしまい、置き場に困ることもあります。 そして、寝室にも置くようになってしまい、せっかくの快眠のための空間が、損なわれてしまう場合も考えられます。 寝室をリラックスできる状態にキープするためにも、ものが溢れている状態は好ましくありません。 心地良い睡眠のためにも、モノを増やし過ぎないようにしましょう。

寝る場所であるベッドで作業はしない

デスクやPCなどを置いて書斎と兼用にしたり、テレビやゲームなどの娯楽を楽しむスペースと兼用にしたりする人も多いでしょう。 しかし、これらは全て快眠の妨げとなってしまうものでもあります。ゆえに、出来る限り寝室には持って来ないようにしましょう。ベッドは睡眠の場所として、最適な状態を保つことをおすすめします。

寝室の雰囲気づくりにおすすめの色

鎮静作用のある「青」

青色には、心理的には沈静作用があります。ですから、心を落ち着かせる上でも良い色です。青を基調とした配色で寝室をまとめるのも、良い家づくりに繋がります。 しかし、青を使う際に気を付けるべきこともあります。青は寒色系の代表とも言え、配色や色調などを間違うと、寒い日には体を冷ましすぎてしまい兼ねません。 そこで、青と柔らかなパステル系の暖色を組み合わせた配色をおすすめします。アクセントに青をベースとした色を寝具に取り入れたり、暖色系のカーテンに取り入れたりすることにより、バランスを取ることもできます。

リラックス効果のある「緑」

緑色は目に優しく、リラックス効果のある色として知られていて、インテリアに多用しても、バランスの取りやすい色です。また、照明の色との組み合わせによっても、心地の良い空間を作ることが可能です。 疲れた目や心を休ませる上でも、緑をベースとした寝室は魅力的です。 なお、緑をベースとした色はブラウン系やブルー系と共にアースカラーと呼ばれ、互いに相性が良いので、床材や家具とのコーディネートのし易さも抜群です。

安心させる効果のある「ピンク色」

ピンクは心を満たし、人を思いやるあたたかさを与えてくれる色です。また、安心させる効果があるため、子供部屋にもおすすめです。ピンクを含めたパステル系の暖色は、こういった理由から、病院などの壁にも多用されています。 一方で、はっきりとした色合いの暖色は間違って使うと、逆に興奮状態になってしまい、安眠には少々向かない空間にもなる可能性もあるので、注意してください。

寝室作りに失敗しないために

寝室をじっくり考えることは、家族の健康面から見てもとても大切です。良質の睡眠は、次の日の活力にも繋がるからです。 心地よさは人によって違います。だからこそ、今回ご紹介した寝室、寝具の大きさや配置、色のコーディネート等をもとに、事前によく計画し、最高にリラックスできる自分たちの理想の寝室を追求してみてください。

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