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iemiru コラム vol.338

自宅を建てるならハウスメーカーが良い?特徴や工務店の違いとは??

ハウスメーカーってどんなところ?

ハウスメーカーの明確な定義はありませんが、多くの場合、「全国規模で展開」、「モデルハウス・住宅展示場がある」、「TVCMを制作している」など、大々的に営業活動を行っているのが特徴です。

ハウスメーカーの役割

ハウスメーカーの大きな役割は、もちろん住宅を建てることです。 しかし、「営業を行い、施主と契約を結び、建物を引き渡す」といった一連の工程を引き受けているため、その役割は多岐にわたります。 契約を結んだ後は、打ち合わせを重ねながら間取り等を決め、設計、見積もり、確認申請業務等を行います。他にも、設計図をもとに資材の手配、工務店の手配等施工に関わる業務も一貫して行います。 研究開発によって、より強く安全な建物や環境に配慮した建物、デザイン性の向上など、日本の住宅がより豊かなものになるための役割も担っています。 最近の気密性や断熱性といった住宅性能の飛躍的向上は、ハウスメーカーの研究開発が大きく影響しています。

代表的なハウスメーカー

日本の代表的なハウスメーカーは、「積水ハウス、セキスイハイム、ヘーベルハウス、三井ホーム、住友林業、ミサワホーム、パナソニックホーム、大和ハウス」の8つと言われています。 さらに新興企業として、「一条工務店、タマホーム、アキュラホーム」などがあります。 ハウスメーカーは戸建住宅の建設が主な業務内容ですが、大手のハウスメーカーの中には、住宅だけでなくマンションやアパート、保育園など大規模な建物を手がけているところもあります。

ハウスメーカーの3つの特徴

ハウスメーカーの代表的な特徴は3つ挙げられます。家づくりの依頼を工務店にするかハウスメーカーで悩んでいる場合は、比較検討の参考にして下さい。

全国に店舗を持つ

日本全国で大規模に展開していることが大きな特徴です。ほとんどの都道府県に営業所があるため身近な存在と感じている人も多いかもしれません。施工実績が多く、認知度が高いことが信頼に繋がっています。 また、建てる地域によって品質に格差を生じさせないように、建物完成までの工程がシステム化され、徹底管理されています。 品質が保証された住宅を、いつ・どこでも、安心して建てることが出来る仕組みができています。

モデルハウスを用意している

メーカー各社は、住宅展示場などでモデルハウスを使った営業活動を行っています。モデルハウスがあることのメリットは、メーカーの特色を体感できることにあります。 ハウスメーカーは他社との差別化を図るために、独自のデザインや仕様でモデルハウスを建てています。ホームページやカタログでは感じ取れない空気感や実用性を、実際の空間で体験することができます。 なかには、宿泊体験ができるモデルハウスもあります。一日を通して、その住宅での実際の生活を体験することで使い勝手の良さや心地よさなどを体感して、これから建てようとしている自宅をリアルにイメージすることに役立ちます。

最新の技術や設備を利用できる

素材の開発に強い企業は独自の外装材を作っていたり、設備に強い企業は、最新の技術を取り入れた快適な空間の実現や独自の耐震施工技術の確立で、地震に強い住宅を提供したり、メーカー各社様々な特色を持っています。 このように優れた特色を持つ快適な住宅を安定的に建てることができるのは、ハウスメーカーが施主のニーズや社会の流れなどにマッチした商品や新しい技術や設備を常に研究し続けているためです。

ハウスメーカーに依頼するメリット

施工期間が短い

家づくりの工程は、効率化のためすべてシステム化されています。なかには建築部材、設備機器など全て工場で生産し、現場ではそれを組み立てるだけという場合もあります。 工務店で家を建てた場合、現場で実測して一から部材を作る場合もあり、非常に時間も手間もかかりますが、ハウスメーカーの場合、このように現場で複雑な作業をすることもないため、施工のスピードが早くなります。 「子供が小学校に入学するまでに新しい家を完成させたい」など、期限が決まっていて時間に余裕がない場合は、ハウスメーカーで建てることを検討することをおすすめします。

品質が高いレベルで安定している

同じ業者で建てたのに、ある地域では完成度が高くて、ある地域では完成度が低いというのでは困ります。 ハウスメーカーはどの地域で家を建てても品質に偏りがなく、高品質な住宅を建てることができます。これは、工場で生産されることやシステム化が進んでいること、そして、施工の時に難しい技術を必要としないので、職人の技術レベルに差があったとしても品質に影響されない仕組みが出来上がっているからです。 どの地域で家を建てる場合も、安心して依頼することができるのがハウスメーカーのメリットといえるでしょう。

アフターメンテナンスが充実

住宅は、住み始めてからからのメンテナンスの良し悪しで、安心して快適に過ごせる期間が変わってきます。建物の寿命を出来るだけ長く延ばすためには、アフターメンテナンスが大切になります。 ハウスメーカー各社のアフターメンテナンスは、一定期間は無償でメンテナンスを行い、その後は有償でメンテナンスサービスを行うことが一般的になっています。 また、無償期間内に有償の修繕工事を行うと、無償メンテナンス期間を延長するなど、それぞれ独自のアフターメンテナンスサービスがあります。メーカーによってサービス内容は異なりますが、長期に渡って安心してメンテナンスが受けることができるのがハウスメーカーのメリットです。 家づくりではついつい建てることばかりに気を取られがちになりますが、建てた後のメンテナンスが必要なことも、しっかりと頭に入れておきましょう。

デメリットもきちんと抑えておこう!

ハウスメーカーで建てる場合のデメリットもメリットと合わせて把握しておきましょう。一般的にデメリットと言われていることも、人によってはメリットに感じる場合があるかもしれませんが、一般的にどんなことがデメリットとして考えられているか見ていきましょう。

設計の自由度が低い

ハウスメーカーの住宅は規格品であることが前提になっているため、設計の自由度が低くなっています。また、施工の途中で棚を追加で付けることや、開口部を設けるなどの変更に対応し辛い傾向にあります。 ただ、ハウスメーカーは長年の実績から施主のニーズをよく把握し、一般的に多くの人に好まれるデザインや仕様を熟知しています。そのため、ハウスメーカーが対応できる範囲内での家づくりでも、十分満足できている施主が多いようです。 設計の自由度が低いことが全ての人にとってデメリットになるとは言い切れませんが、ハウスメーカーで家を建てようと検討している場合、自分が満足できる住まいを実現することが出来るかどうかの見極めが必要です。

施工費が高くなる

高品質な住宅を大量に作ることで材料コストを抑えているのがハウスメーカーの住宅です。無駄を省き、徹底的にコスト管理がされています。そのため、建物自体の原価はそれほど高くないとされています。 しかし、TVCMや広告などの大々的な宣伝費、モデルハウスを維持するための人件費、最新の技術や設備を研究する研究開発費などに多額の費用が必要になることから、ハウスメーカーでの家づくりは、これらの費用が施工費に反映されるため費用が高くなる傾向にあると言われています。 また、規格品では対応しきれない場合も費用が高くなる要因です。敷地の形状の不整形や、高低差のある敷地の場合などは施工費が高くなる可能性が出てきます。

営業担当者との関わり

営業担当者との話に困った場合、まずははっきりと断ることが大切です。モデルハウスに行く際も、意思表示をし、ずるずると引きずられることのないようにしましょう。  

工務店との違いは?

営業から引き渡しまでを一貫して行うハウスメーカーと違って、工務店はそれぞれ得意としている分野があり、全ての工務店が同じ業態で経営しているわけではありません。工務店の業態は、主に「独立型」、「施工特化型」、「下請け型」、「リフォーム特化型」にわけられます。 ここでは、設計、施工を主な業務とし、施主と工務店がパートナーとなり家づくりをする「独立型」タイプの工務店について紹介し、ハウスメーカーと比較していきます。

地域密着型の施工会社

ハウスメーカーのように全国規模で展開することはなく、地域に根ざして活動していることが多いのが独立型工務店の特徴です。 その地域の土地勘や気候、風土を理解しているため、その土地に合った快適な住まいを提案してくれることが期待できます。 また、大規模な経営をしていないため、着工戸数が少ないことや小回りが効きやすいことがハウスメーカーとの違いです。大量生産ではなく1棟ずつ自分たちの手で建てるからこそ、細かい作業や手間がかかる作業も苦にせずに引き受けてくれることが多いようです。

設計の自由度が非常に高い

設計に関しては、ハウスメーカーのような規格品ではないため自由度が高くなっています。予算と法的な問題、工期の問題、技術的な問題をクリアしていれば、全てを自由にオーダーメイドで建物を建てることができます。 設計の自由度が高いため、決めなくてはいけないことがたくさん出てきます。そのため、何度も工務店の担当者と打ち合わせを重ね、コミュニケーションをとる必要があります。 こうした時間を積み重ね、信頼関係を築いていくことが、工務店での家づくりを成功させるポイントとなっています。

工務店とハウスメーカーどっちが良い?

ハウスメーカーと工務店、どちらで家を建ててもメリットとデメリットがあります。肝心なのは、ハウスメーカーと工務店、両方のメリットとデメリットを理解して、自分が思い描く理想の家を建てるには、どちらを選択したほうが適しているのか見極めることです。 それには、判断材料が必要となります。ここでは、迷った時に参考になる代表的なポイントを紹介します。このポイントを参考に、インターネットや雑誌、家を建てた経験がある知人に話を聞くなど積極的に情報を集める行動をしていきましょう。

安定した品質を守りたいならハウスメーカー

ハウスメーカーは、全国どこでも安定した品質を提供するため、工業化が進み、建物に必要な材料は全て工場で生産されていることを紹介してきました。そのため、欠陥住宅などの品質が劣る住宅になる可能性が低いとされています。 また、ハウスメーカーは大手の企業が多く、社会的責任や世間からの信頼が高いことから、手抜き工事などが発覚した場合、企業へのリスクが大きくなります。そのため、意図的に品質の悪い住宅を建てることにメリットがないため、手抜きや欠陥住宅が起こりにくいとされています。

価格を抑えたいなら工務店

紹介してきたように、工務店は小規模経営をしているところが多く、広告費や人件費、モデルルームの維持費などの経費がハウスメーカーほどかからないことがほとんどです。そのため、ハウスメーカーと比べて価格が抑えられることが多くなります。 また、工務店の家は規格品ではないため、敷地の形状が不整形であっても価格が大幅に上がることはほとんどありません。建物の原価に近い価格で家を建てることが出来るのが、工務店の特徴と言えます。

初めて住宅を建てるなら…?

工務店で家を建てる場合、間取りや仕上げ、キッチンなどの設備機器など住まいに関することを、工務店のサポートがあるにしても自分たちで決定していく場面が多くあります。 家族の生活スタイルに合わせたオリジナルな家をつくることができますが、住まいに対しての明確なイメージや時間と労力が求められます。 一方、ハウスメーカーの場合、オリジナリティーの追求は難しいですが、モデルルームで実際の建物を見学することができ、規格品の中から好みを選択する作業になるため、比較的スムーズに家づくりを進めることができます。

ハウスメーカーの特徴を理解して、自分たちに合った建築会社を選ぼう!

ハウスメーカーは住宅建築のハードルを下げてくれる

ハウスメーカーは長年の実績から、計画段階から完成までスムーズに家づくりが進められるように、資料や手順に工夫がされており、丁寧なサポートを受けることができます。 そのため、「家づくりを始めたいけど、どうしていいのかわからない」という状態でも、身構える必要はありません。疑問や要望に対して、様々な提案・アドバイスをしてくれるはずです。

まずは展示会やモデルハウスへ行こう

まずは展示会やモデルハウスを見学して、建てたいと思う住まいのイメージを膨らませていきましょう。何軒かモデルハウスを見学するうちに、自分の好みも明確になっていきます。 モデルハウスなど実際の建物を見学することは、建物の大きさ、空間の広さ、手触りなどを実際に体感することができるので、実生活をイメージしやすくしてくれます。是非時間をつくって足を運んでみて下さい。

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