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iemiru コラム vol.390

初心者でも失敗しない住宅ローンの選び方!金利や保障を細かくチェック

住宅ローンはどこも一緒じゃないの?

家やマンションの購入といえば、人生における重大な決断のひとつ。大きな買い物になるため、住宅購入時にはほとんどの人が「住宅ローン」を利用します。 現在では、銀行や公的機関がさまざまな住宅ローンを用意しており、どれを選べば良いのか悩むケースも多いようです。

金利や期間が異なる

多種多様な住宅ローンですが、その違いは金利や返済方法にあります。それぞれのプランの特徴を知り比較検討することが、自分にとってベストな住宅ローンを選ぶ近道になります。

保障内容にも大きな違いが…

また、万が一の事態に返済をサポートしてくれる疾病保障の内容も重要です。病気や事故で働けなくなってしまった場合に返済を滞らせないよう、こちらも内容をしっかりと吟味する必要があります。 本記事では、上記の点をふまえながら住宅ローンを選ぶための大切なポイントをご紹介します!

住宅ローンは金利が重要!?

金利が低いと返済総額が安くなる

住宅ローンを契約すると、住宅本体の価格に加え「金利」を支払うことになります。 高額な買い物だからこそ金利の影響はとても大きく、その差によっては支払総額に百万単位で差が出ることも。なるべく低い金利の住宅ローンを探せば後々の負担を軽減することが可能です。

住宅ローンの金利には、大きく分けて「変動型」と「固定型」、2つをミックスさせた「選択型」の3種類があります。ここからは、各金利タイプの特徴、メリットやデメリットを見ていきましょう。

変動型と固定型

変動型金利

一般的に、変動型は固定型よりも金利が低く設定されています。ですが、変動型の場合は1年に2回(4月・10月)金利が見直されるため、後々金利が上昇するリスクもあります。 また、変動型金利には「5年ルール」・「1.25倍ルール」というものがあり、元金支の払い遅延による利息額の増加が生じて、返済が困難になる可能性があるのです。 メリット…市場金利が下がっている時期は金利が低い デメリット…金利が変動するため返済計画を立てるのが難しい

固定型金利

固定型は完済するまでずっと金利が変わらないため返済計画が立てやすいというメリットがあります。また、市場金利の上昇に影響されないという安心感もあります。 しかし、一般的に固定型金利は変動型に比べ高めに設定されているため、市場金利の低い状態が続けば割高感は否めません。市場金利の影響を受けない点が、メリットでもデメリットでもあるのです。 メリット…金利が変わらないため返済計画を立てやすい デメリット…変動型に比べると金利設定が高め

選択型とは?

選択型金利

変動型と固定型をミックスした「選択型」というタイプもあります。 選択型には、一定期間は固定型でその後変動型に移行するものや、銀行等が定めたルールにのっとり返済方法を選択できるものなど、さまざまなタイプが用意されています。一般的には市場金利が低ければ固定型、高ければ変動型を選ぶのが良いと考えられているため、定期的に金利を見直したいという方には選択型がおすすめです。 メリット…定期的に金利を見直せる デメリット…固定期間中に金利が下がると損をする

住宅ローン選びの3つのコツ

同じ金利タイプで比較する

住宅ローンを検討する際には、同じ金利タイプで比較するようにしましょう。異なる金利タイプでは基本的な条件が変わってしまうため、正しく契約内容の比較ができません。

諸経費の比較も忘れずに

住宅購入時には、金利以外にも諸経費がかかります。おおまかにいえば、保証料、融資手数料、火災・地震保険料、税金(不動産取得税や固定資産税)などです。 その中でも、「保証料」と「事務手数料」は契約する銀行やプラン内容によって大きく差があるため、しっかりと比較検討しましょう。

保証料って?

多くの場合、住宅ローンの契約時には保証会社へ「保証料」を支払う必要があります。万が一、ローンの返済が滞ったときに保証人のような役割を果たし代理で支払いをしてくれるのが保証会社です。 注意したいのが、保証会社はローンを立て替えるだけであって、借金が消えてなくなるわけではないという点です。銀行等に対して保証会社がローンを返済し、ローンを借りた人はその分を保証会社へと支払うことになります。 保証料は、一括での前払い、金利に上乗せするタイプ、場合によっては無料など、銀行やプランごとに異なるため必ず内容を確認しましょう。

事務手数料って?

「事務手数料」も、銀行やプランによって金額が異なります。保証料を支払う場合には、手数料は保証会社への取扱い手数料となります。保証料が必要ない場合には、銀行に対しての取り扱い手数料として支払うことが多いようです。 事務手数料の金額はさまざまですが、主には「定額制」と「定率性」の2つに分けられます。定額制では、返済期間や借入金額に関係なく一律の金額を支払います。それに対し定率性では、事務手数料は借入額の●%と定められており、借入額が多いほど高額になります。 「保証料を支払う必要がなくても事務手数料が高い」、というケースもあるため、保証料と事務手数料は合わせて確認するようにしましょう。

病気などの返済保障もチェック

現金の一括払いで住宅を購入できる人は少ないでしょう。住宅ローンは返済期間が長いからこそ、「ローンを残した状態で病気になったらどうしよう…」と心配する方も多いと思います。 通常、住宅ローンの契約時には「団体信用生命保険(団信)」に加入します。団信とは、債務者が死亡または高度障害に陥った際に返済が不要になる保険です。被保険者に万が一のことがあったとき、住宅ローンの残額は保険金によって完済されます。 しかし、病気で一時的に働けなくなったというだけでは団信の保障対象になりません。そのため、団信とは別に「債務返済支援保険」というものがあります。 債務返済支援保険とは、住宅ローンを借りた人が病気や怪我で働けなくなってしまった際に返済をサポートしてくれる保険です。こちらに関しても、保険でカバーされる病気や保障内容が幅広いため、加入時には内容をよく比べてみることをおすすめします。

失敗しない住宅ローンの選び方を身につけよう!

住宅ローンによって負担は大きく変化する

人生に大きく影響する住宅ローン。選び方ひとつでその後の生活への負担は大きく変わります。夢のマイホームライフを楽しむためにも、住宅ローン選びは慎重に行いましょう。 多くの銀行等では住宅ローンシミュレーションを行っています。諸費用も含めたすべての返済額を確認できるため、それぞれ算出してもらい、比べてみるのがおすすめです。

借り換えという手段も忘れないように

通常、住宅ローンの返済は長期間に渡ります。その期間中に新しいタイプの住宅ローンが生まれることもあれば、経済情勢もどんどん変わっていきます。だからこそ、タイミングを見ての借り換えも節約方法のひとつとして検討する価値があります。契約時の諸費用を再度支払わなければならないというデメリットはあるものの、借り換えによって返済額が削減できる、金利タイプを変更できるといった大きなメリットもあるため、気になる金融機関等があれば相談してみましょう。 長い付き合いになるからこそ、選ぶのが難しい住宅ローン。チェックすべきポイントをきちんとおさえ、自分にとってベストな住宅ローンを見つけましょう!

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