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iemiru コラム vol.44

平屋住宅はバリアフリー要らず!?間取り作成のコツを伝授します!

平屋住宅は2階建て住宅よりドコが良いの?

平屋住宅というと一昔前の日本の住宅のイメージですが、今でもあえて平屋住宅を希望する人は多くいます。平屋住宅にはどんな魅了があるのでしょうか?今回は平屋住宅のメリット・デメリットを解説していきます。

移動距離が短いため、毎日の家事が楽になる

全ての部屋がワンフロアにあるため移動距離が短くなり、上下階の移動がないため家事動線がコンパクトにまとまります。 そのため、移動にかかる体力的負担が少なく済むので掃除・洗濯など毎日の家事が楽になります。

年を取った時の階段の昇り降りが無くて便利

年を取った時に負担を感じるのが階段の昇り降りです。若い頃には想像ができなくても、体力の衰えと共に階段を使う生活に苦痛を感じる人は多くいます。 平屋住宅は生活のすべてがワンフロアで完結するため、年を取っても暮らしやすい便利な住宅と言えます。

平屋間取りのメリットとは

平屋住宅のメリットを7つ上げました。それぞれについて解説していきます。

階段がいらない

昇り降りする手間を省ける

平屋住宅は生活の全てがワンフロアで完結します。そのため、各スペースへの移動で階段の昇り降りする手間を省くことができます。

階段に使うスペースを活用できる

階段に使うスペースは階段と階段ホールを合わせて4帖程度必要です。平屋住宅の場合はその面積を収納スペースや居室スペースなど階段以外の空間として有効に活用することができます。

生活動線が短い

移動距離が短くなるため、毎日の家事が楽になる

特に洗濯は家の中での移動が多い家事の一つです。洗濯物を干したり収納する作業をするために複数の場所を行き来し、一日に何度も階段の昇り降りを繰り返すので、家事に負担を感じてしまいます。平屋住宅の場合は、このような移動の多い家事の負担を減らすことが出来ます。

将来のバリアフリーが不要

老後は膝や腰が悪くなるため、階段の昇り降りが無いほうが便利

階段の昇り降りが無い平屋住宅は、年を取って体力が衰えた場合でも、体に負担を感じることが少ないため、安心して快適な生活を送ることができます。

介護が必要になった時の改修、改築が無い

介護が必要になった場合、自宅をバリアフリー対応のリフォームをする可能性が出てきますが、平屋住宅の場合は初めから年を取っても生活しやすいフラットな空間なので、将来バリアフリー化するための費用が掛かりません。

コストが安い

2階建て住宅より、安く建てることができる

一般的に平屋住宅は建物がコンパクトになるため、2階建て住宅よりも工期が短くなることや、材料費を抑えることが出来るため建築コストを安くすることが出来ます。

2階建て住宅より、メンテナンスの費用が安い

平屋住宅は2階建て住宅に比べて外壁や屋根の面積、メンテナンスをする際に必要になる足場の面積が少なくなるため、メンテナンス費用を低く抑えることが出来ます。

地震に強い

2階建て住宅より、地震の影響力を軽減できる

建物が地震から受ける影響を考える時に重要なことは建物の重量です。建物は重量が重いほど地震の影響を受けやすくなります。 平屋住宅は2階建て住宅に比べて建物の重量が軽いため、地震による影響を受けにくいと言えます。

2階建て住宅より、崩壊や倒壊のリスクが少ない

2階建ての場合、1階部分が屋根と2階を支えているため、地震が起きたときに1階の柱や梁、壁など、構造的に重要な部分が損傷し崩れることが考えられます。 平屋住宅の場合は1階が支えるのは屋根だけなので、2階建て住宅に比べて崩壊や倒壊の危険性が小さくなります。

自由な設計ができる

耐震壁量が少ないため、大きな窓を設置できる

2階建てや3階住宅の場合、建築基準法により様々な構造的制約が出てくるため、大きな窓の設置が難しくなります。 その点、平屋住宅は耐震壁量が少なく済むことや、上下階で壁の位置を合わせる必要が無いなど、構造的制約が少なくなるため設計の自由度が高くなります。

耐震壁量が少ないため、部屋と部屋を大きな開口部で繋げやすい

設計の自由度が高いのと同じ理由で、平屋住宅は構造的制約が少ないため部屋と部屋を大きな開口部で繋げやすくなります。

省エネにしやすい

2階建て住宅より、屋根面積が大きいためソーラーパネルを設置しやすい

平屋住宅は多くの場合2階建て住宅より屋根の面積が大きくなります。その分多くの太陽光パネルを設置することができるので発電量が多くなります。自然エネルギーでの発電量が多ければ、それだけ省エネしやすい住宅と言えます。

平屋間取りのデメリットとは

平屋住宅のデメリットを4つ上げてみました。それぞれについて解説していきます。

建ぺい率に注意が必要

建ぺい率30%の場合、建物が占有する土地面積は土地全体の30%まで

土地には建築基準法で決められた建ぺい率が存在します。建ぺい率を超えて建物を建てることは違法になります。例えば建ぺい率が30%の場合、建築面積(建坪)は建てようとしている土地の面積に対して30%まで可能という意味になります。

土地選定の時点で建ぺい率を確認しておかないと後悔することになる

建ぺい率を事前に確認をしなかったことで、土地を購入して、いざ平屋住宅を建てようとした時に、建ぺい率が低いため平屋住宅を諦めざるを得ない状況に陥ります。 その土地の建ぺい率は各市町村で確認できますが、土地の条件によって緩和規定などがあるため、専門家に相談することをおすすめします。

眺望や日照が悪い

2階建て住宅より、眺めや日当たりが悪い

特に都市部で平屋住宅を建てた場合、周囲を高い建物で囲まれてしまうことが考えられるので、周囲の建物に日差しや眺望を遮られる可能性が高くなります。

周囲の視線を受けやすい

2階建て住宅より、周辺住民の視線に晒されやすい

全ての空間が1階にあるため、どの部屋も周囲の視線に晒されやすくなります。また、周辺に2階建て以上の建物がある場合、上からの視線にも晒されやすくなります。

視線を緩和する措置を取らなければならないため、コストが掛かる

周囲からの視線を緩和したいと考えたとき、中庭を作る方法や建物の周囲に植栽を配置し視線をシャットアウトする方法など、さまざまな工夫で視線を緩和する必要が出てくるので、結果的にコストが割高になるデメリットが出てきます。

防犯上の弱点になる

全ての出入り口が地上に接しているため、侵入リスクが高まる

大きな開口部が設置できるのは平屋住宅のメリットでもありますがその反面、大きな開口部はそれだけ外部からの侵入者が出入りできる経路を大きく確保していることにもなります。

防犯に気を遣わなければならないため、コストが掛かる

防犯上の対策として、ガラスが割れにくいペアガラスにすることや、元々サッシに付いている鍵以外に補助錠を設置する、センサーを取り付けるなど防犯対策とにコストが掛かってきます。

平屋間取りの作成のコツとは

平屋住宅のメリットを最大限に活かして、快適な生活空間を作りには何がポイントになるのか紹介していきます。

廊下をできる限り削減し、面積とアクセスの効率を高めること

平屋建て住宅のメリットは各スペースへの移動距離が短いことです。部屋を細かく区切って廊下で繋ぐ間取りだと、このメリットが活かせません。 廊下をできるだけ削減し面積の有効活用と、各スペースへの移動距離を短くすることが平屋住宅の良さを実感できる間取りになります。

手狭感が無くなるように視線の抜けを作り、外部空間との繋がりを生かす

平屋住宅の場合、吹き抜けを設けるなど縦方向の空間の広がりを演出することが難しいため、平面での間取りを工夫して空間の広がりを演出することがポイントです。 外部空間との繋がりを積極的に内部空間に取り込むことで空間に奥行きを感じ、広がりのある豊かな空間を演出することができます。

ハイサイドやトップライトを生かし、外の明るさを部屋の内部に引き込む

周囲を高い建物で囲まれて採光や換気が悪くなる場合、ハイサイドライトやトップライトを設けることで快適な住空間を作ることができます。 開口部を壁の高い位置に設けたり屋根に設けると、周囲の建物の影響を受けにくくなるので、一日を通して部屋の内部まで明るさを取り込むことができます。

各部屋の窓の外に緑を多くし、日射抑制や視線カットに生かす

外部空間に設ける植栽で、日差しや周囲からの視線をカットすることができます。その時に気をつけたいのが防犯上の問題です。 周囲からの視線をカットすると言うことは、外部から侵入しやすい家とも言えます。植栽計画は防犯対策と合わせて設計段階から計画的に進めることが大切です。

まとめ 後悔しない平屋づくりの鍵は間取りである

間取りの良し悪しがその家の暮らしやすさに大きく関係してきます。後で後悔しないように建てる前に十分検討しましょう。

施主の95%が後悔すると言われるのが間取り作成

平屋住宅はワンフロアで全ての空間が収まっているため、間取りを間違えると部屋から部屋への移動が長くなったり、日差しが届かず一日中暗い部屋が出来てしまいます。その土地の状況、生活環境など様々な条件を考慮して計画を進めることが大切です。

建てる前に、実際に生活しているイメージを持つことが大事

家族の生活パターンを把握した上で間取りを決めていくことも重要です。家族がどんな行動で一日を過ごしているのかを知ることが、効率的な動線計画と間取りを考える際の手がかりになります。

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