iemiru コラム vol.440
注文住宅でどんな失敗をした?7つの前例に学んで後悔しない家づくりを!
注文住宅成功のカギは失敗例にあり!
予算内で自分の思い通りの家を建てられる注文住宅は、夢と希望でいっぱいで、ついつい理想を追い求めてしまいがちです。 でも、今流行りの住宅設備や間取り、インテリアを取り入れた時、「生活してみて初めてわかる不便さ」に気づいたら、せっかくのマイホームに後悔の念が残ってしまうかもしれません。そこで今回は、注文住宅を建てた先輩たちの失敗例をご紹介していきます! 注文住宅で家を建てる際にはどんな失敗例があるのかを知って、後悔のない最高の家を建てましょう!
注文住宅とは
そもそも注文住宅とは、家を購入する施工主が、自由に間取りや仕様を決めることの出来るオーダーメイド住宅のことをいいます。分譲住宅のようにすでに出来ているものとは違い、自分の要望を自由に取り入れることが出来る点が、一番のメリットと言えるでしょう。
失敗例を知ることはなぜ大切?
自由な設計が出来る注文住宅は、分譲住宅とは違い非常に多くのことを施工主が決めていく必要があります。そのため、住宅によほど詳しい方でない限り、誰もが初心者なので、いろいろな選択肢に迷うことも多いでしょう。 注文住宅でマイホームを建てた方なら誰でも1つや2つは、後から「こうすれば良かった」と後悔する点が出てくるものです。それは、実際に住んでみないとわからないことが多いからです。 だからこそ、注文住宅を建てた方がどんな点を後悔・失敗したのか前例を多く知ることは、建築前の重要なポイントと言えます。 ぜひこの記事の失敗例を、ご自身の家づくりに存分に活かしてください!
注文住宅の失敗1:お風呂場で失敗
それではさっそく、どんな点に失敗したと感じることが多いのかをご紹介していきましょう。最初にご紹介するのは、お風呂場での失敗です。
玄関とお風呂場を近い位置にすれば良かった
特に、小さい子供がいる場合、玄関からお風呂場までの距離が遠いと、外遊びからの帰宅時に、途中の廊下が泥だらけになってしまいます。ペットを飼っている家庭なども、玄関からお風呂場が近いと汚れた足をすぐに洗うことが可能です。 ただし、玄関から脱衣所が見えないようにするなど、工夫も必要でしょう。
お風呂場にテレビをつけたが不要だった
新築だと、ついついオプションを多くつけてしまいがちです。お風呂場の場合、テレビ機能も魅力的ではありますが、家族が増えてくるとそんなにゆっくりテレビを見ている時間は少ないかもしれません。 そのため、結局使わなくなってしまうという方も多いようです。オプションを選ぶ時には、家族が加わったらどうなるかなど、実際の生活をイメージしながら設置するかどうかを検討しましょう。
壁をタイルにしたら掃除が大変だった
1日の疲れを癒すお風呂場なので、もちろんデザインも大切なのですが、同時に考えておきたいのが掃除をする際のことです。浴室の壁をタイルにした場合、目地の部分がカビてきてしまい、掃除が大変になってしまったという失敗例もあります。 浴室の壁面には、つるんとした表面の掃除しやすい素材を選ぶと良いでしょう。また、お風呂場の色は濃い色を選ぶと、カルキなどの汚れが白く目立ってしまいます。色選びの際にも、掃除する時のことを意識しながら選んでみてください。
注文住宅の失敗2:キッチンで失敗
続いては、キッチンでの失敗例です。キッチンは女性にとって特に長い時間を過ごすスペースなのでこだわりたい空間です。
キッチンのスペースが足りなかった
人気の対面式キッチンですが、通路が狭くてゴミ箱をおけるスペースがないといった声も多いようです。また、調理台のスペースを広くとらなかったために、ミキサーやケトルを置くだけで作業するスペースがなくなってしまうといった後悔も。 対策としては、置く可能性のある家具を全て書き出して、どこに置くのかを先に予想しておくことです。
キッチンの高さが身長と合っていない
キッチンの高さが身長に合っていないという失敗も多いようです。キッチンは毎日使うものなので、少し高さが合わないだけで、大きなストレスになったり、腰痛の原因にもなってしまいます。 基本的には、身長÷2+5cmの高さにするのが良いと言われています。実際に試してみたい方は、ショールームに行ってキッチンの前に立ってみると良いでしょう。
キッチン収納の奥行きが深すぎた
キッチン収納をたっぷりとりたくて奥行きを持たせたけれど、奥のものを取り出すのが面倒な収納になってしまったという失敗例です。キッチンに収納するものは、比較的小さいものが多いので、奥行きよりも間口を広くとる方が便利に使える場合があります。 取っ手付きのカゴなどを利用して収納するという方法もありますが、できれば家を建てる際に頭に入れておきたい点です。
注文住宅の失敗3:玄関で失敗
続いては、玄関に関する失敗談をご紹介します。玄関は、その家を象徴する顔でもあり、来客があった時に最初に目にする場所でもあります。後悔しないように、事前に失敗例をたくさん知っておくことが大切です。
玄関の収納を増やしておけば良かった
玄関の失敗例で一番多いのは、収納の少なさです。特に、子育て世代にとっては、ベビーカーの置き場所や、子供の野球バット、ボールまで収納できるスペースを作れば良かったという失敗談が多いようです。 玄関の収納を失敗しないコツは、玄関に収納したいものを全て把握してイメージすることでしょう。また、多くの靴を収納できるシューズクロークや、コートを収納できるコートクロークを設置すると、非常に使い勝手の良い玄関になります。
下駄箱に鏡をつければ良かった
玄関の下駄箱の収納を大きくしたら、圧迫感が強く玄関が狭く感じてしまったという悩みも多いようです。靴が収納できるので見た目には広く感じますが、どうしても背の高い家具というのは空間を狭く感じさせてしまうのです。 そのような場合には、下駄箱を鏡張りにすると良いでしょう。鏡張りにすることで、玄関を奥行きのある広い空間に見せることも可能ですし、出かける前の身だしなみチェックにも使えます。
玄関の照明スイッチが遠いので不便
玄関の照明のスイッチを、玄関に入ってから遠いところに設置したらとても不便だったという失敗談です。玄関に入ってすぐのところにスイッチがないと、帰宅時、手早く玄関を照らすことができません。 対策としては、人が帰ってきた時に自動感知して照明をつけてくれる人感センサー付きの照明を設置するのがおすすめです。
注文住宅の失敗4:屋外で失敗
続いては、屋外での失敗談をご紹介します。屋内よりも気楽に考えてしまいがちですが、意外と重要な場所です。
駐車場が狭くて車を出しにくい
屋外の失敗談で多いのが、駐車場に関することです。どのような車を購入するかにもよりますが、あらかじめライフステージに合わせて車のサイズが大きくなることも見越した駐車場作りが大切です。 一般的には、次の数値を参考にしてみましょう。
駐輪場が狭くて不便
駐輪場が狭くて不便だという失敗談も非常に多いです。駐輪スペースは、ただ全部駐輪できただけでは便利とは言えません。奥まった駐輪場の場合には、奥の自転車を出すのに、一旦他の自転車をどかさなくてはいけず、非常に不便です。 また、場合によっては子供が成長とともに、バイクを購入する可能性もあるでしょう。そういった可能性も踏まえて検討することが必要です。
ウッドデッキを設置したが外から丸見えでデッドスペースに
憧れのウッドデッキを設置したのに、道路から丸見えで結局使わない空間になってしまったといった失敗談もあります。ウッドデッキを設置する際には、外壁や目隠しフェンスをつけるなどあらかじめ対策を取っておくのが懸命です。
注文住宅の失敗5:収納で失敗
続いては、収納に関する失敗談です。収納の失敗は、日々生活していく上での不便さに直結してしまいます。しっかり失敗例まで把握しておきましょう。
使う場所の近くに収納を作るべきだった
収納場所を広く取ったのに、使うべき場所に使うものを収納できず毎日とても不便という失敗談です。例えば、掃除機をかけるために、毎回玄関下の収納まで取りに行くのはとても不便でしょう。 収納の鉄則は、使う場所の近くに収納場所を儲けることです。特に大きめの家電などは何を使う可能性があるのか、その場所はどこなのかを全て書き出してみましょう。
ウォークインクローゼットに意外と服が入らない
壁面収納の場合、部屋にいながら扉を開けるだけでものを取り出せますが、ウォークインクローゼットの場合には、内部に通路を設置する必要があります。そのため、ウォークインクローゼットは、空間の割にはあまり洋服が収納できない可能性もあるのです。 部屋が狭い場合、壁面収納にした方が効率的なこともよくあるので、慎重に検討するようにしましょう。
屋根裏収納は不便で物がお蔵入りに……
屋根裏にたくさん収納しようと空間を作ったら、ハシゴを登って取りに行くのが不便で、結局しまったものを使わなくなってしまったという失敗談です。特に屋根裏は、夏は想像以上に暑くなるので、取りに行くだけで汗だくになってしまうでしょう。 もしも、屋根裏収納を作る場合には、換気を良くするなどの工夫が必要です。
注文住宅の失敗6:リビングで失敗
最後にご紹介するのは、リビングでの失敗談です。1日を長く過ごす場所だからこそ、こだわりもあるはずですが、一度冷静になって考えてみましょう。
窓が大きすぎて収納がない
リビングに大きな窓を設置したら、壁面収納がほとんど作れず、物をしまう場所がない!という失敗談です。確かに、リビングは燦々と陽が差し込む明るい空間であってほしいものですが、意外とリビングに置いておくべきものは多いのです。 特に、子供が大きくなるとランドセルなどをリビングに置く場面もあるので、しっかり収納場所を確保した上で、採光を考えていきましょう。
床暖房はいらなかった
床暖房を設置したけど、光熱費が高くてほとんど使っていないという声もあります。床暖房のある場所にソファやテーブルを置くと、下に隠れてあまり意味がないという場合も多いです。 多く聞かれる声としては、床暖房はキッチンに設置すればよかったという声。足元を温めたい場所をよく考えて設置しましょう。
憧れの吹き抜けのあるリビングは寒かった
抜き抜けのある明るいリビングにしたのに、冷暖房が全く効かずに後悔しているという声です。どうしても暖かい空気は上に上がってしまうため、冬はとても寒くなってしまうのが吹き抜けのデメリットでもあります。 対策としては、シーリングファンなどをつけてみてはいかがでしょうか?上下の空気をかき混ぜて、冷暖房の効率を良くしてくれます。
注文住宅の失敗を防ぐには冷静な判断を
憧れの注文住宅。盛り込みたい設備や機能がたくさんあると思いますが、この記事でご紹介した失敗談からもわかるように、どんなに良いと思ったものでも、実際に住んでみないとわからないのです。 だからこそ、先輩の失敗談を多く知ることで、少しでも冷静になって懸命な判断をすることが大切でしょう。満足できる注文住宅を建てられることを祈っています!
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