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iemiru コラム vol.475

自己資金ゼロからのマイホームづくり vol.2

なかなか希望の土地に出会えない!

家づくりにあたり、やっとスタート地点に立った私たち。 家づくり勉強会で学んだことのひとつに、土地にかけられるお金のことがありました。正確には、「無理なくローンを支払える土地の金額」です。 家づくり勉強会を終えた数週間後には、家づくり勉強会で出会ったある工務店の担当の方の元へ向かい、実際に人生のキャッシュフローを制作し、無理なく支払えるローンのシミュレーションしてもらいました。 そして、その結果を踏まえて、ローンの総支払額から建物代を引いた金額を土地の予算と決めて、土地探しを始めることにしました。 しかしながら当然、希望の土地にすぐ出会えるはずもありませんでした。 以前、「土地探しは100点のものはまず見つからない、70点ほどあれば買ってもよい。」、というようなことを耳にしたことがありました。もちろん最初から100点のものを求めていたわけではないのですが、70点に達するような土地すら、なかなか見つかりません。というのも、貯金ゼロの私たちが土地に求めている最も重要な条件は「金額」でした。土地は、場所によって相場があります。私たちの希望のエリアにおいて、予算内の土地というもの自体、なかなか非現実的なものだったのです。 私たちは「家を建てる!」とは決めてはいたものの、どの業者で建てるかということは決めていなかったので、インターネットで検索してみたり、ポストに入ってくるチラシを見て希望のエリアの土地を見に行ってみたり、希望のエリアまで足を運んで「売地」の看板を探し歩いたりしました。

家づくりに対する気持ちの波

私たちの場合、「今が家を建てるタイミングだ!」ということもなかったので、比較的のんびりとした土地探しとなりました。 一時期は毎週のように土地探しへ趣いていたものの、不発の連続で、「もう見つからないかも」と諦めた気持ちになることもしばしば…。家を建てたい気持ちだけが先走り、行き場のない期待だけが残りました。 しかしながら、焦ったところで見つかるというわけでもなく、「果報は寝て待て。」とは良くいったもので、最終的には、のんびり構えて待ってみることにしたのです。

決まるときは決まる!重い腰を上げるきっかけとなった朗報

最初に家づくり勉強会に参加してから、私の第二子出産を挟み1年以上が経過した頃、1件のメールが入りました。 「家づくり勉強会」で私たちに家づくりへのきっかけをくれたあの担当の方からでした。以前参加した家づくり勉強会の後、良い土地があれば紹介していただけるようお願いもしていたのです。 紹介された土地は第3希望のエリアでしたが、金額がかなり理想に近かったこともあり、その土地へ見学に行くことにしました。 里帰り出産を終え、土地探しを再スタートした時、なかなか土地が見つからなかったこともあり、空き家をリノベーションするのはどうかという相談も担当の方にしていたのです。 それもあって、今回紹介の土地はまだ建物が建っているとのことだったので、きっとリノベーションを提案してくださったのだと思い、そのつもりで建物を見学しました。 見学してみると、建物はまだまだ使えそうなものだったのですが、私はやはり新築への思いを捨てきれずにいました。 すると担当の方から、「建物を倒して、新築で建てるというのもありですよ。」というアドバイスがあり、この物件にあまり乗り気でなかった私も「確かに!」となりました。 そして、主人はその土地に対して好印象だったこともあって、数ヶ月後には土地の契約を交わすこととなったのです。

とはいっても、契約までにはたくさん悩みました。周りの施設や駅までの距離、ご近所さんの様子やハザードマップなど…挙げればキリがないほど色々考えた末、「ここにしよう!!」と決めたわけですが、決めてからやっと100点の土地でなくてもよいという意味がわかった気がします。 全ての希望が叶うと思わず、少し妥協するくらいの気持ちで探すと、自ずと、「自分にぴったり!」に限りなく近い素敵な土地に出会えるのでは?と思います。 土地を紹介してくださった担当の方へは感謝の気持ちでいっぱいです。 そして、これをきっかけにこちらの工務店に我が家の建築も依頼することを決めたのです。 余談ですが、土地の見学後に購入を悩んでいたころ、「自分にとって良い条件の土地というのは、他の人にとっても良い土地です。」という家づくり勉強会で聞いた言葉を思い出しました。 以前、自分の理想に近い賃貸住宅を見つけたことがあったのですが、新築も検討していたこともあり踏み切れずに悩んでいると、数日後には掲載が終了してしまっていました。今となっては決めていなくて良かったわけなのですが、その当時は、他の人が決めてしまう前に決めておけばよかったかなと、後悔していました。 そんなこともあるので、やはりこの土地に出会い、早い段階で契約まで辿り着けて本当に良かったと思っています。 インターネットなどの一般に公開されている情報から探しても、理想の土地が見つからないことは多々あります。これから新しく出てくる土地情報をいち早く知るためにも、自分の希望をハウスメーカーや工務店などに伝えておくことはおすすめです!!

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