iemiru コラム vol.50
後悔しない家づくりの第一歩!理想の家ができる「家づくりノート」の作り方
家づくりノートってなに?
人生で一番大きな買い物といっても過言ではないのがマイホーム。 「三回家を建ててやっと満足できる家が建つ」こんな言葉もありますが、よっぽどのお金持ちでない限りマイホームを買うのは人生で一度きりだと思います。 賃貸とは違い、家づくりの場合は取り返しが効かず失敗が許されないため、すごく慎重に決めていかなくてはなりません。 そんな大事な家作りでオススメのアイテムが、今回紹介する「家作りノート」です。
家族の作りたい家を明確にするためのツール
作りたい家のイメージはありますか? 家づくりノートとは、『自分がどんな家に住みたいか』のイメージを明確にするためのツールで、「間取り・家具の雰囲気・配置」など、自分が「いいな」と思ったものを書いたり、雑誌の切り抜きを貼ったりなど、なんでもメモしていくノートです。 家づくりノートを綿密に作り込んでいけば、「自分らしい家」が建つ確率がグンと上がります。
家づくりノートのメリット
イメージや好みがはっきりする
家づくりノートは「間取り・家具の雰囲気・配置」など、自分が「いいな」と思ったものをなんでもメモしていくものです。 こうしてメモをしていくことによって、自分の好みや、求めているもののイメージがはっきりします。
書いていくうちに新しいアイディアが湧いてくる
家づくりノートを作るということは、住宅に関する新しい情報をインプットし、それをまとめてアウトプットするということです。 そうした作業を繰り返していくうちに、理想の家を建てるための新しいアイディアが湧いてくることがあります。
情報を一元化できる
情報を一元化することによって、自分の求めているものが明確に見えやすくなります。 また、見返す際もとても楽なので、家族との意見交換や業者との話し合いにもとても便利です。
ノートにまとめるうちに家づくりの知識が増える
先ほども書きましたが、家づくりノートを作るということはインプットとアウトプットの作業の繰り返しです。 そうすることで新しい知識が入ってくるし、さらに定着もしてくれるので圧倒的に知識が増えていきます。また、家づくりノートを作っているため、「何かいいアイディアないかな」と、いつでも住宅に関するアンテナを張ることになるので、住宅に関する本や記事を読んだ時もさらに活用の幅が広がります。
家づくりノートにおすすめのノートとは?
マス目のある方眼ノート
マス目があることで、間取りのスケッチやパースが書きやすくなり、さらに切り抜きの写真などを貼る際にもキレイに貼れるのでマス目のある方眼ノートを選びましょう。
B5かB4の持ち歩けるサイズのノート
家づくりノートに限らず、何かアイディアが浮かんだ際に手元にすぐにメモがないと、ついついメモすることを後回しにしてしまうことがあります。 こうして後回しにしてしまったアイディアは、「あれ?なんだったっけ?」と、意外とすぐに忘れてしまうものですよね。 これではもったいないので、外出中でも思い立ったらすぐにメモを取れるように持ち歩けるサイズのノートにすると良いでしょう。
後からページが増やせるノート
家づくりノートは書き始めると意外とすぐにページ数が埋まってきてしまい、多い人では2.3冊使うという方もいるほどです。 このようにノート自体が増えてしまうと、失くしてしまうリスクや、業者との話し合いなどに持ち運ぶときも少し面倒になってきてしまいます。 そのため、バインダーで管理のできるページが増やせるノートを使うととても便利です。
もちろんPCでつくってもOK
ここまでアナログでのおすすめを紹介してきましたが、もちろんPCでもOKです。 アナログはバラバラな情報を1つのノートにまとめていくことができるというメリットがありますが、クラウド上に作ってしまえば、PC以外でもタブレットやスマホでも確認することができるので、紛失のリスクや、持ち運ぶ必要がなくなるなどのメリットもあります。 自分に合う方法で家づくりノートを作ってみてください。
家づくりノートに書くことその1:理想の家
どんな家にしたいかのイメージ
これが一番大事です。 些細なことでもいいのでどんどん書き込んでいきましょう。
気に入った写真や資料はどんどん貼り付ける
これまでメモしてきたものとの統一性などは気にせず、少しでも気に入ったらどんどん貼り付けましょう。 一見いろんな情報が溢れかえってしまっているように見えますが、いずれその中でも好みがはっきりしてきます。
ネットや本で見つけた情報もどんどん書き込む
住宅に関する知らなかった知識はどんどん書き込みましょう。 そうして知識の幅を広げることで思いもよらないアイディアが浮かんできます。
家づくりノートに書くことその2:現状と現実
資金やスケジュールなどの現実的な計画
理想ばかり膨らんでしまっても、資金やスケジュールが合わなくては元も子もありません。しっかりと資金を計算して、建設のスケジュールもできるだけ綿密に組みましょう。
気になる設備のメリットとデメリット
気になる設備のメリットだけを見るのではなく、しっかりとデメリットについても学んでおきましょう。そうすることで、本当に必要な設備が明確になります。
生活するうえで絶対に耐えられないこと
「日当たりが悪い」「畳の部屋がない」「一人になれるスペースがない」など、生活する上で絶対に耐えられないことがあるのではないでしょうか?後から「そういえば・・」と思っても取り返しが効かず、ストレスを感じながら暮らしていくことになってしまいます。 まずは自分の耐えられないことを明確にするのが良いかもしれません。
業者から言われた注意点
家づくりのプロである業者からの注意点はしっかりとメモしましょう。 知識があるため的確なアドバイスをもらえますし、発言の記録にもなります。
無料テンプレートを利用しよう
実は家づくりノートのとても便利なテンプレートがあるので、そちらを紹介します。
無印良品の「家づくり応援ノート」
こちらは、『無印良品の家』にて開催される講座を受講した方限定で、各店舗にて無料で配布しています。 記入式になっていて、最後のページまで行くと自分のイメージやスケジュールなど、家づくりに関することが簡単にまとめられるノートです。
スケルトンハウスの「家づくりノート」
こちらは、PDFをダウンロードして印刷し使用することができ、ライフスタイル・家具・設備などをまとめられます。 なお、これは完全版の家づくりノートの一部だけで、打ち合わせに行けば完全版を無料で受け取ることができます。
ハウス設計の「家づくり企画ノート」
こちらは診断形式で行うことができます。 本来の家づくりノートとは少しイメージが違いますが、細かな点まで考えることができるので、最初の一歩として最適です。
イエマガ「家づくり便利ノート」
こちらはインターネット上で行うものです。 様々な情報の詳しい説明を見ながらメモすることができるので、知識の定着としてかなり期待できます。
書いて満足!ではなく、きちんと利用しよう
備忘録にしてつねに持ち歩く
つねに持ち歩きメモすることで、しっかりと考える習慣や知識が身につきます。 たくさんメモして、たくさん考え、たくさんアイディアを考えましょう。
家族全員のイメージ共有に利用する
家族がいて家を建てるなら、絶対にしておいた方が良いのが家族とのイメージ共有です。 イメージ共有することで、家族全員が満足いく家を建てられる確率がグンと上がります。
設計士やハウスメーカーへの説明に使う
家づくりノートがあると、まとめてあるのでとても説明がしやすくなります。 また、業者との話し合いの際に内容をしっかりとメモすることで、業者側に「この人には適当なことができないぞ」と認識されます。 そうすると適度な緊張感が生まれ、説明もしやすく、意見の食い違いも防ぐことができるので、スムーズに家づくりを進めるためにもとても大事なツールです。
家が出来上がった後も思い出の記録に
何よりも家が出来上がった後の良い思い出になります。 真剣に取り組めば取り組むほど、「あれだけ悩んでよかったな」と思える家を立てることができますので、ぜひ取り組んでみてください。
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