iemiru コラム vol.52
今、ハウスメーカーの分譲住宅が熱い!その理由とは?
分譲住宅に人気が集まっている
住宅の購入しようと考えたとき、まず悩むのが、注文住宅、建売住宅、中古住宅、マンションなど、どの住宅区分にしようかということではないでしょうか。その住宅区分の中で、ここ数年、「分譲住宅」に人気が集まっているのをご存知ですか? 分譲住宅とは、建売住宅カテゴリーのひとつで、「分譲地に建てられた建売住宅」のこと。ここでは、なぜこの分譲住宅の人気が高まっているのか、その秘密に迫りたいと思います。 分譲住宅の人気の理由はたくさんあるのですが、ポイントは大きく2つ、「分譲地に建てられている」ことと「購入費用が安い」ということにあります。
ポイント1:分譲地に建てられている
住宅を建てるために開発された土地のことを分譲地といいます。大規模な分譲地であれば、接道要件や日照条件を考慮した区画がきちんと整理され、地盤調査や土地改良が済んでいたり、上下水道などの生活に欠かせないインフラが整っていたりします。また、近隣を同じハウスメーカーが建てることで、必然的に街並みに統一感が生まれます。
ポイント2:購入費用が安い
購入費用が安いことは、分譲住宅の最大の人気の秘密といっていいでしょう。どのようにして価格を抑えているのかを解説したいと思います。
安さの秘密①:土地を安く仕入れている
分譲住宅を販売するハウスメーカーは、土地を購入する必要がありますが、このとき、分譲地の土地を何区画かまとめて購入します。これにより土地を割引価格にて取得します。土地の売主も、所有しているだけで固定資産税や管理費などの経費がかかる土地を、時間をかけて個別で販売するより、まとめて買ってくれるほうを優遇します。 ハウスメーカーは住宅を建てることで利益を確保しているため、安く取得した土地もそのままの価格で設定することが多く、その結果、個人で同じ土地を取得し、同じ住宅を建てた場合と比較しても、分譲住宅のほうが安くなるというわけです。
安さの秘密②:資材の一括購入によってコスト安を実現!
分譲住宅はハウスメーカーのほうであらかじめ間取りや仕様を決めて作ります。これにより資材を大量購入することができるため仕入コストを下げることが可能です。住宅には建築資材だけなくキッチンやトイレ、照明などのさまざまな住宅設備を使用しますので、これらを一括購入することで仕入コストを安くすることができるのです。 それだけはありません。注文住宅とは違い、お客様の要望を聞くといった打ち合わせが不要になるため、間取りの提案書やインテリアの提案書などを作成する社員の時間や労力、いわゆる人件費もカットできます。
安さの秘密③:工事現場の効率がいい
建築スケジュールがコントロールできることも低価格にする大きな要因です。分譲住宅は、建築に必要な基礎工事は基礎屋さん、建築は大工さん、壁は建具屋さんといった職人を計画的に活用できます。職人にしてみても複数の現場を同時に作業できるため、工事の効率がとてもいい。例えば、重機を使用する場合も現場を同時に行うことで、1棟あたりの経費を抑えることができます。ハウスメーカーにしてみても、工事現場の効率がよいということは職人の委託費用の削減が可能になるというわけです。
これらの理由から、分譲地という整備された場所に安く住宅を取得できる分譲住宅は人気が高まっているのです。価格でいうともう1点メリットがあります。仕様が確定しているため、購入価格を明確にして契約ができます。これは資金契約を立てるうえでも安心材料といえるでしょう。 では、続いて価格面以外でのおすすめ理由をみてみましょう。
分譲住宅のお薦めポイントとは
価格以外での分譲住宅のメリットは大きく2つあります。
完成された建物を直接見ることができる
まずひとつ目は、「完成された建物を直接見ることができる」ことです。平面図に書かれた間取りから実際に住む空間をイメージするのはかなりの慣れが必要で、縦3.6m、横2.7mと聞いて、中京間の6帖であるとすぐにわかる人はいないでしょうし、そもそも6帖が子供部屋としてちょうどいいのか広すぎるのかわかりません。 それが分譲住宅ならば、実際にみて確認することができます。ここに窓があるから日当たりのいい部屋だな、この広さは書斎にちょうどいい、キッチンの収納がたくさんあって使いやすそうだなどなど、完成された建物を直接みることができるメリットは計りしれません。 住宅のプロであるハウスメーカーが、その土地ごとに生活しやすいさを考慮して設計します。建売だからといって画一的な間取りというわけではないのです。さらに生活のしやすさはもちろん、最新のライフスタイルが盛り込まれていることも多く、物件をいくつか回って、各社の提案内容を比べることもおもしろいです。
入居までの時間が短い
もうひとつのメリットは、「入居までの時間が短い」ことです。物件を見学して、「ここだ!」と思って申込をから、2~3か月後に入居することも可能です。注文住宅であれば早くても半年はかかりますのでこれはかなり短いといえます。購入意思決定をしてから入居までの主な流れは次のようになります。
購入意思決定
↓
申込金
↓
住宅ローン仮審査
↓
本契約
↓
物件最終確認
↓
入居
住宅ローン審査に通常2~3週間程度かかることや物件の最終確認で補修の度合いや引っ越し準備などにもよりますが、総じて入居までの期間が短いといえます。これも完成されている分譲住宅ならではでしょう。
注文住宅のお薦めポイントとは
分譲住宅は、棚板の数を増やしたい、照明器具を付け替えたいなどの多少の変更は許されるものの、基本的に仕様が決まっているため、もう少しリビングを広くしたい、ガス設備をやめオール電化にしたいなどの変更はできません。自分のこだわりを取り入れたいという方は注文住宅をお勧めします。
自由度の高さ
施主の要望を聞いてから設計するため、自由度の高さは注文住宅がいちばんです。設計を設計会社に、施工は工務店、あるいはトータル的に好きなハウスメーカーに依頼することも自由です。自分の思いどおりにマイホームを手に入れることができます。間取りだけでなく、設備、内装デザイン、外構も思いのままです。ただし、特注品や高い部材を使用することになるので価格は割高になります。しかも、あれほど綿密に打ち合わせしたのにも関わらず、出来上がったものをみると、思ったイメージとは違ったというケースも少なくありません。
建築現場を自身の目でチェックできる
注文住宅のもうひとつのメリットは、建築現場を自身の目でチェックできることもポイントとして挙げられます。基礎工事の鉄筋の入り具合、構造躯体の確認、現場で大工の仕事ぶりを見ることも可能です。実際のところ、相手はプロなので口を出すことはないにしても、この目で見られるというのは、やはり安心感があります。また、設計どおりの施工がされるか、手抜き工事がないかといったに問題ないかといった第三者の住宅検査会社に依頼することもできます。 一方のすでに出来上がっている分譲住宅の場合、屋根裏や床下をみることはできても、構造や躯体のすべてを確認するのは限界があります。施工現場の写真を用意しているハウスメーカーもあるかもしれませんが、結局のところ、施工会社を信用するしかありません。
分譲住宅の良さは調和した街づくり
分譲住宅は、価格、入居までの短さといったメリットの他、調和した街に住むことができることも大きなポイントです。最近は、ご近所同士でイルミネーションが実施したり、植栽で統一感を出したり、自分の住む場所の景観を重要視する人が増えていますが、分譲住宅であればそれも可能です。 また、分譲住宅の購入を検討する人は、進学を控えた子供がいるといった同じライフステージである場合や洋風の住まいに憧れるといった同じ価値観を持った場合が多いです。こういった人たちが集まるため、ガーデニングや所有する車などの趣味趣向も自然と似たようなものになり、近所づきあいが非常にしやすいものとなるでしょう。住宅は長く住むわけですから、住宅そのものだけでなく街づくりや近所づきあいに安心感があるのはうれしいといえます。 さらに土地開発行為にあたる分譲地は、景観対策だけでなく災害対策も盛り込まれていることも魅力です。
まとめ あなたの未来予想図は?
住宅を取得するうえで、どのような家に住みたいのかをイメージすることはとても重要です。住宅だけでなく、どのような街並みに住みたいかを考えてみてください。
・区画された場所で植樹され、街並みが揃っているほうがよい
・実際に完成された家をみて決めたい
・間取りや仕様はプロに任せたい
・できれば安く購入したい
・できれば早く新居に住みたい
上記の項目に当てはまれば、「分譲住宅」をあなたのマイホームづくりの選択肢にあげてみてください!
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