iemiru コラム vol.55
建売住宅の購入には内覧会が最重要!絶対に確認してほしいチェックリスト
そもそも建売住宅とは何?
「マイホームが欲しい!」と思ったとき、あなたはどのようにして家を選びますか?? 多くの人が自分の目や足を使って物件を探しているという現状があります。その時足を運ぶ物件が、建売物件です。
建売住宅は土地と建物をセットで購入するもの
では、そもそも建売住宅とは何か?? 建売住宅とは、土地と建物をセットで購入できるもの。 つまり、最初から土地の上に建っている物件の事を言います。
建売住宅のメリット・デメリット
建売物件のメリットは、「住みたい!」と思ってから契約・新生活までの時間が短いとい点。「この家に住みたい!」と思ってから、実際に住むまでに時間がかかってしまうと、本当に住みたかった時の気持ちが少し薄れてしまいます。新生活までの時間が短いのは、大きなメリットとなります。 しかし、最初から土地や、家屋の間取りが決められているので全てを自分好みにできないといったデメリットもあります。
建売住宅を購入するなら、内覧会が命!
「ずっと住みたい家だから自分で決めたい!」という人がいるかもしれない。 そんな人のために、全てを自分好みに選択することができる「注文住宅」という物件があります。これは、文字通り「どんな家にしたいのか??」という事を注文して、自分の好みの家を作ることができるのです。 しかし、建売住宅が「家を購入したい!」と思ってから新生活をスタートさせるのに1年かかるとしたら、「注文住宅」のほうは、約2年程度かかってしまいます。このため、特に家に対する希望がなく、立地だけで物件を選ぶのであれば、建売住宅を選択することをお勧めします。 建売住宅は、自分で家の構造を決めれるわけではないので、内覧会が特に重要です。建売住宅の購入を希望する方は、必ず内覧会に参加するようにしてください。
せっかく行くなら後悔したくない!内覧会の選び方
内覧会といっても、一体何を見たらいいのか? 内覧会の選び方をご紹介していきます。
土地の仕入れから施工、販売まですべてやっている業者の物件がおすすめ
理由として、管理会社が違っていると水漏れや、電気などのトラブルが生じた時にどこに連絡をすればよいのか分かりにくいという事があります。トラブルの早期解決のためにも、管理会社が一括で全てを管理していることが望ましいです。
業者の信用度もチェックしておこう
管理業者の信用度のチェックは必要不可欠です。物件の購入前は、優しく対応してくれたが、購入後は態度が悪く対応も遅いといった業者が存在しています。そんな事がないように、ネットを使って管理業者について調べておきましょう。
所在地の環境はあらかじめ調べておこう
内覧会に行く際には、建売物件周囲の環境も調べてみましょう。周りに駅やスーパーはあるのか。日常生活を送るうえで、自分に必要な物を揃えるための施設があるのか。といった点は実際に自分がその家に住んでいることをイメージして考えるようにして下さい。その町に住んでいる自分をイメージすることで、物件購入後の生活感を感じることができます。これにより、周辺施設などの新たな発見にも出会うことができるのです。
内覧会に行くのに適した日にちを選ぼう
物件の購入というのは、おそらく何千万円単位での高い買い物になります。そのため、内覧会では「1日全てを使って見学をする!」という気持ちで臨んで下さい。時間がないので、午前中だけ見て早期に終わらせてしまう、というのはとても危険であり勿体ないです。そのような状態で物件を購入してしまうと、後に必ず後悔する事になります。最悪、早く引っ越したいという気持ちになり、ローンだけが残ってしまうという生活が考えられます。
内覧会でここを見れば良心的な業者かどうか判断できる!
では、どこを見れば良い業者だと判断できるのか??
隣家や外から家の中の様子が見えない間取りかどうか
家というのは、心や身体を休めるためのスペースです。外界から家の中の様子が見えてしまうと、人によっては休みたくても休まりません。このため、間取りというのが重要なポイントになります。
駐車場は車が入れやすいかどうか
今や車というのは、一家に一台あるのが主流です。そして、車は通勤や買い物などで使用する頻度も多いため、駐車しやすい環境かどうかが重要になります。
防犯性の高い物件かどうか
全国の空き巣被害(侵入窃盗)は、平成27年で年間約8万6千件と言われています。鍵やインターホンの設備など、空き巣に狙われやすい住宅というのは存在しています。このため、防犯性の高い物件を選択して下さい。
実際の住みやすさを考えてくれているのが良心的な不動産業者
通常、家を買いに来る人というのは物件に対して素人であることが多いです。このため、物件に対するスペシャリストである不動産業者を頼るのがとても重要です。自分一人では見えてこなかった新しい視点で、実際の住みやすさを考えてくれるような不動産業者を選択してください。
内覧会での室内のチェックポイント
では、実際に建売住宅の室内に入ったときに見るべき点はどこなのか??
すべてのドアと窓の開閉
当たり前ですが、ドアや窓が開閉できるかという点は確認してください。購入してからこれに気付いた場合、取り換えなどに費用や時間がかかってしまいます。
クロスやフローリングの傷や汚れ
リフォームされた家であっても、クロスやフローリングに傷や汚れが残っている場合があります。たとえ新築であっても、内覧会などの見学によってできた傷や汚れが残っているかもしれません。そんな場合に、自分は許せるのかどうか、という点も重要です。
床の音鳴り
二階建ての物件になると、歩いたときの床の音鳴りは非常に気になる点です。ただ歩くのではなく、少し耳を凝らして床の音鳴りを確認することが必要なのです。
内覧会での水廻りのチェックポイント
日常生活を送るうえで欠かせないのが、水廻りの箇所です。水廻りでは、どこを見るのが良いのでしょうか??
通水できるか、水漏れがないか
朝起きて、最初に顔を洗うなど水を使用する頻度は数えきれません。日常生活において、必ず必要なものなので、これらを確認する必要があります。
キッチンカウンターと洗面台の壁との隙間処理
毎日料理をする人にとっては、キッチンは聖域であり家選びの重要な点となります。キッチンカウンターと洗面台の壁との隙間が空いていれば、物を落とした時に取れなくなったり、食材などの一部が落ちてしまい虫発生の原因となることもある。このため、隙間処理を確認する事が必要です。
キッチン・洗面室・トイレの収納
これらはタオルであったり、ペーパーであったりと、生活必需品を設置するために重要な場所となっています。このため、収納スペースの確認をしておくことが必要です。
浴室の床、天井と壁の間に隙間はないか
これらに隙間があると、水漏れの原因となる場合があります。大きく隙間が空いている場合には、浴室の組み立てや、天井の壁など、最初からやり直しが必要な場合もあり、時間もお金もかかってしまうので、予め内覧会で確認することが望ましいです。
内覧会での電気設備のチェックポイント
水廻り同様に日常生活に欠かせないのが、電気設備についてです。電気設備ではどこを見るのでしょうか??
動作確認
ブレーカーが上がっているのに、電気設備が動作しない場合、配線に問題がある事が考えられます。そうなると、天井や床下の板を取り外して作業が必要になってきます。お金も時間もかかってしまうため、まずは、明かりなどの動作確認をして下さい。
コンセントや照明の位置
コンセントや、照明というのは、基本的に毎日使用するものです。普段から使えないような場所に設置されていると、生活を送るうえで不自由になるため、確認しておく必要があります。
各部屋のエアコンのサイズ
良い物件の条件として、「夏は涼しく、冬は暖かい住宅」というものがある。これを体現させるのが、「エアコン」となります。エアコンは6畳の部屋であれば2.2KW、10畳になると、2.5KWというように、大きさが変化していきます。 エアコンがその室内の必要サイズに合っていなければ、「夏は暑く、冬は寒い」といった状態になってしまいます。そうならないためにも、エアコンのサイズはしっかり見ておきましょう。
内覧会での外廻りのチェックポイント
室内の重要なポイントが見れたら、最後に外廻りを見ていきましょう。外廻りでは、どこを見るのでしょうか?
基礎にヒビが入っていないか
外観の基礎にヒビが入っていないか。古い家や、傾いている家だと、建物にヒビが入っていることがあります。これらの物件は、地震などの震災がきたときに崩れてしまう可能性があるので注意しましょう。
床下の状況
床下に不必要に砂やゴミが捨てられている物件が存在しています。気分のいいものではないので、確認してください。また、シロアリなどの虫がいないかも確認ポイントです。大黒柱という、住宅を支えている重要な柱があり、これがシロアリに侵食されることで、家が崩れやすくなってしまうのです。
ここぞ!という物件が見つかったら、内覧会以外でもチェックに出かけよう
「ここに決めた!」という物件に巡り合えたらどうするのか??
いろんな日、時間帯に行ってみる
内覧会以外のいろんな日、時間帯に行ってみましょう。これから自分が住む家になるかもしれないので、内覧会という決められた時間帯以外の日に見に行く事で、新たな発見や、気になる点に気付くことができます。気になる点が見つかった場合には、すぐに管理会社に確認しましょう。
駅までの道や子供の通学路を実際に歩いてみる
駅までの道や子供の通学路を実際に歩いてみる事も大切です。どうしても自分の住む家ばかりに目がいきがちで、周囲の環境に目がいき届かないことがあります。実際に、歩いて確認することで、危険な場所はないか、実際の駅までどの程度の距離感なのかを知ることができます。
周辺施設を確認してみる
決めた家に住むという事は、周囲の施設などもよく利用する場所になるかもしれません。物件だけ見ていると気付けなかった様々な周辺施設があることに気付く事ができます。自分の目と足を使って周囲を散歩して下さい。
納得いく建売住宅を購入するために
最後に、納得いく建売住宅を購入するためにはどうすればよいのでしょうか??
家の隅々まで確認しよう
人は最初の見た目で9割の物事を判断すると言われています。ただし、物件というのはほとんどの方が人生で1度きりの買い物になります。見た目だけでなく、実際の中身や、住宅以外の周辺施設までしっかりと見ることで、納得して購入した後も、満足して家に住み続けることができるのです。 そのためにも、必ず家の隅々まで確認しましょう。そして、後悔しない物件選びをして下さい。
業者に遠慮は不要!当たり前の事でも質問しよう
建売物件を購入する前でも後でも、業者に遠慮は不要です。 「どこが住みやすいポイントですか?」 「お風呂は足を伸ばせますか?」 など、遠慮せずに当たり前のようなことでも質問するようにしましょう。 後悔と疑問を残さず、本当に満足した建売物件選びをして下さい。 あなたがより良い物件に出会えるように願っています。
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