iemiru コラム vol.57
おしゃれな家を建てたい人が知っておきたいポイント!基本を守って自分好みのデザインにしよう!
おしゃれな家を建てるにはどうすればいい?基本を守らなければ統一性がなくなってしまう
誰しも自分の城を持ちたいと一度は思ったことがあると思います。 その思いが現実的になった時、次に思うのはどういう家にするか?です。 最近では、パッケージ化された出来合いの家ではなく、自分たちの考えが反映されたオリジナリティーのある家を希望する方が増えて来ています。 さらに、最近では「おしゃれ」であるかも重要視されています。 自分たちの考えをアレコレと取り敢えず反映させるだけでは決して「おしゃれ」な家は出来ません。 統一性を意識しないで欲しいものを詰め込んだだけでは、「おしゃれ」からはかけ離れていくばかりです。 そこで、今回は、「おしゃれ」な家を建てるうえで失敗しないためにはどういう注意を払えば良いのかを詳しく解説していきます。
おしゃれな家は基本を守ってこそ出来上がるもの
どんな事にも基本というものは存在します。こと、家づくりでは基本を意識し忘れないことがとても重要なポイントとなります。 「おしゃれ」を追求するあまり色々な建築様式のいいとこ取りをしてもそれが「おしゃれ」に繋がるとは言えません。 まず、それぞれの建築様式には基本概念というものが存在します。家を建てる上でのルールといったところでしょうか。 この基本概念をもとに、住宅は、家の形はもちろんのこと、玄関から、窓の位置まで最も綺麗に見えるバランスを意識して設計されています。 家づくりも基本をしっかりと抑えた設計をする事で最も美しく見えるバランスになり、それが「おしゃれな家」の一番の近道だということになります。
デザインに統一感がなければ途端におしゃれではなくなってしまう
最近の住宅のデザインは豊富で様々なコンセプトが存在します。 自然の素材感を活かしたナチュラルスタイルや北欧スタイル、和のスタイルとモダンテイストを合わせた和モダンというデザインもあります。 もちろんそれぞれのデザインには、基本ルールが存在します。 どういったデザインにするのかを決め、そのデザインで統一した家づくりをまずは意識すると良いでしょう。 また、自分たちが求めている雰囲気、欲しい設備や家具の形状からデザインの統一感を出すのもひとつの方法だといえます。 デザインの統一から外れてしまうと、それだけでどうしても目にうるさく映ってしまい「おしゃれ」からは程遠い残念な印象となってしまいます。 統一感を守りゴチャゴチャとしない、すっきりと落ち着いた印象を演出する事が大切です。 落ち着いた印象イコール、「おしゃれ」と言い換えることも出来ます。
事前情報をしっかりと集めてどんな家にしたいかじっくりと考えよう
デザインの統一感を考えた設計とは、全てが計算されたうえで成り立つということです。 例えば、設備ひとつ取っても全体のデザインと統一感が取れている必要があります。 前もって、自分たちが住宅に求めることや欲しい家具等にも気を配った設計が求められます。 建築様式、デザインによって建材も様々で、それによって出来ることもある程度制限されることもあるでしょう。 後になって、これが欲しかった、あの建材が使いたかったとならないように入念な準備も必要です。 「おしゃれな家」を目指したにも関わらず、準備を怠って中途半端な設計になってしまうのは絶対に避けなければなりません。 考えられる事を全て書き出して、何が可能で、何が不可能かまでじっくりと吟味し自分たちの納得のいく「おしゃれな家」が設計できるまでなんども試行錯誤することをおすすめします。
建築会社選びはとても重要です
家を建てるには、建築会社の選定もまた手を抜くことが出来ません。 何しろ家そのものを建てるのはもちろん、デザインの統一感を再現出来るかどうかの大切な要因ともなるからです。 では、どういった事に注意して建築会社を選べば良いのかをいくつかに分けてご紹介していきます。
幅広く請け負っている会社より、特定のデザインの専門性が高い会社の方が良い
建築会社には各社得意不得意が必ずあります。 かといって、様々な建築様式、デザインにも対応できる建築に関してオールラウンダーな会社を選べば良いというものでもありません。 建築会社はある程度の専門分野に絞った建築をしている会社を選んだ方が良いと言えます。 例えば、1つの建築様式やデザインだけを専門に請け負っている会社の場合、その分専門分野での経験や知識の蓄積は桁違のはずですし、そこで働く人は職人気質の場合がほとんどです。 そういった職人さんならば、妥協せず一緒に「おしゃれな家」の実現に親身になって協力してくれるでしょう。
専門性が高い分だけ、話がスムーズに進みやすくなる
専門分野が決まっているような建築会社であれば、自分たちの要望もしっかりとデザインにあうように汲み取ってくれるでしょうし、いままでの建築例などと照らし合わせながらの打ち合わせも可能ですので、話がスムーズに進みやすくなります。
デザインに統一感を持たせることが建築会社の役目
建築会社に求める事は、目指す完成系の形から外れる事なく、最後までブレなく完成させる一貫性が求められます。 打ち合わせで「おしゃれな家」に必要なデザインの統一感から外れてしまう場合にはしっかりと指摘してくれるようなアドバイザー的な建築会社でなければ意味がありませんので、少し頑固ぐらいの会社や担当者が丁度良いかもしれません。 会社としての方向性がしっかりとしている建築会社を選ぶ事は完成した家の成功を担保すると覚えておきましょう。
希望するおしゃれな家を決めるにはどうすればいい?
自分たちが思い描いた希望する家を設計するためには具体的にどうすれば良いのか? 意外と見落とされがちですが、とても大切な事でもありますので自分たちの要望をいかにして伝えるかということに焦点をおいて解説します。
話し合いでどんなデザインにしたいか言葉で伝えるのは難しい
自分の頭の中のイメージなどを相手に伝えるのは至難のわざです。 その筋の専門的な知識がある相手には、言葉足らずの素人の言葉でも伝わることはあると思いますが、全てが上手くいくとは限りません。 自分のイメージすらその通りに漏れなく話すことだって決して簡単な事ではありません。 かといって、全てが伝わっていなければ「おしゃれな家」の建設が成功するわけもなく、なにより打ち合わせの段階から不安になってしまいます。 後から言った言わないという事にならないように、伝え方も考える必要があります。
言葉ではなく、雑誌の切り抜きなどを用意すると伝わりやすい
皆さん、美容院などで髪を切ってもらったりする時に、美容師に有名人やモデルの雑誌の切り抜きや、スマホで画像を見せて、イメージを伝えようとした事があると思います。 今回の家のイメージも同じように画像で見せる事で相手に雰囲気なども漏れなく伝える事が可能です。 まだ形にはない物のイメージや雰囲気は、実際に今ある物の画像などを使って伝えるようにし、そこに補足していくように話を進める事で、相手に伝わり易くなります。
おしゃれな家を建てる時の注意点とはどんなことなのでしょうか・外観編
おしゃれな家」にする為に気をつける事はいったいどんな事にあるのでしょうか? ここでは家の外からの外観に的を絞って、どんな注意点があるのか解説します。
家の設計上で最も大事なのは内装ではなく、窓にある
家の設計をする上で、間取りなどの家の内装などにこだわるあまり、完成した外観をみてイメージと違うと感じる人がほとんどです。 外観を「おしゃれ」にするためには、窓の種類や位置にもこだわる事が重要です。 種類でいうと、外観から見える部分には引き違い窓ではなく、細長い上げ下げ窓を使用する事でも「おしゃれ」な印象を与えることが出来ます。 窓ひとつで何が変わるのかと思うと思いますが、建物の正面の外観はファザードと呼ばれる程、家を評価する上でとても重要なポイントとなりますので、内装の設計の段階でも窓の位置や形、外観を意識した設計が必要となってきます。
「家の顔は玄関」つまり、玄関のデザインにこだわることも重要です
昔から家の顔と言われる程に重要視されている玄関ですが、ここも忘れてはなりません。 というと、玄関の内装に目がいきがちですが、こちらも外観を考えた設置が大切となります。 人は3つの同じような形のものが、逆三角形の形に並ぶと目と口を連想し、人の顔に見えてしまうと言った視覚的特徴をもっています。 よくある2階建ての住宅で建物を正面に見た場合、2階部分に横並びに窓2つ、1階中央に玄関扉といった設置をした場合なんとなく人の顔に見えてしまい、間の抜けた印象を与えてしまいます。 また設置する位置だけでなく、玄関扉を外から見えなくするためのポーチなどを設置するだけで、外から玄関扉が空いた室内を見えないようにしたりする事で与える印象も変わります。
道路面に窓を作ってしまうと外から家の中がまる見えになってしまう
住宅の設計でよくあるもので、日当たりの良い南側に向けて掃き出し窓を作るというものがあります。 しかし南側は日当たりを考慮し道路に面している事が多く、そこから家の中がまる見えになってしまうという難点があります。 道路に面した部分への掃き出し窓の採用は避けた方が、プライバシーを守るためには良いでしょう。
ベランダを真正面に作ってしまうと、見栄えが悪くなりがち
こちらも住宅で良くある作りですが、正面にベランダが飛び出しているというのは、なんとも不恰好に見えてしまします。 やはり、洗濯物を干す事を考慮してのことでしょうが、「おしゃれな家」を作るにはこちらも避けた方が無難です。 最近では花粉症が気になり外干しをしない人も増えてきているので、なくてはならないものではないと思いますので、考慮しましょう。
おしゃれな家を建てる時の注意点とはどんなことなのでしょうか・内装編
内装にはみなさん色々とこだわりがあると思いますが、ここでも「おしゃれな家」にするために注意するべき部分はあります。 意外と知られていないことも含めご紹介します。
家の中心となるリビングの内装を先に決めよう
家の中心に当たるリビングからデザインの方向性を考えていく事も1つの方法です。 リビングは他の部屋に比べて、求める雰囲気などイメージがし易いと思います。 イメージしたリビングのデザインに合うように他の部屋の内装をデザインしていくと統一感が失われません。
絵や小物などを活用することで内装を引き出させることが出来る
最近では絵や、間接照明に使用する小型のスタンドなどを設置し内装の陰影を引き立たせることなども効果的です。 あまり多く物などを置いてしまうと逆効果となってしましますので、少ないと思うくらいで抑えておくことが重要となります。
最初に家具を決めてからの方がデザインに悩みにくい
家に置きたい家具を決めてからデザインを考えるのもスムーズにデザインを考えるひとつの方法です。 欲しい雰囲気の家具との統一感を考慮してデザインをしていく事でもスッキリと洗練された内装のデザインに仕上がります。
プロと相談しながら一ヶ所だけ違うデザインにするとおしゃれに見えやすい
またデザインの統一感を崩す事で生まれる「おしゃれ」も存在します。 洋室に1部せり上がった所に畳を敷き和室を演出するなど、効果的な演出を狙った方法もあります。 こちらは専門知識のあるプロの意見を参考にしてデザインしていくことをおすすめします。
おしゃれな家を建てる時のポイントとは?
どういった所にポイントをおく事で「おしゃれな家」が演出できるのか? 「おしゃれな家」に近づけることができるというポイントをご紹介します。
照明を駆使すればおしゃれな空間も思いのまま
照明効果は非常に高い「おしゃれ」効果を与えることが可能です。 リビングや、ベッドルームに柔らかい光の間接照明を設置するだけでも、「おしゃれ空間」を演出できます。 リビングでは安らぎを、ベッドルームではリラックス効果を狙った照明効果がおすすめです。
ベースカラーにアクセントカラーを加えることで、おしゃれな内装にしやすい
また内装でベースとなるカラーに反対色などをアクセントカラーとして、使用することで「おしゃれ」な内装効果を与える事も出来ます。 注意点としては、「おしゃれ」だからと言ってアクセントカラーを多用しすぎると目にうるさく映ってしまい逆効果となりますので、こちらもプロの意見を参考にして、デザインの統一感から一脱しないように注意してデザインしていきましょう。
観葉植物を置くと部屋のおしゃれ度が高まる
小物の他に観葉植物をおく事でも「おしゃれ」な演出ができます。 最近では、フェイクグリーンなども豊富な種類がありますので、虫の発生などが心配という人も気軽に楽しむ事が出来ますし、デザインの統一感を崩さずに印象に変化をつけられますし挑戦することで、ワンランク上の「おしゃれ」を演出する事が可能です。
魅せる収納が出来る家はおしゃれになりやすい
実用的な収納の他に魅せる収納も「おしゃれ」な内装では外せないポイントとなります。 例えば壁一面に升目状に仕切られた棚に物を置くことで雑誌も、小物も「おしゃれ」アイテムへと変わる魔法の様な効果が得られます。 ただし、魅せる収納にはあまり生活感が垣間見れるような物を置くとただのゴチャゴチャした収納になってしますので、置く物はオブジェクトと考え配慮が必要です。
おしゃれな家に住み続けるのは意外と大変
憧れる「おしゃれな家」ですが、実際に住み続ける際に何か不具合が起きないのかと心配な部分も頭をよぎってしまうものです。 「おしゃれ」と「実用性」は両立出来ないと言った言葉も耳にしますし、心配は付き物です。 そんな「おしゃれな家」に住む時のために、気をつけなければならないことも見てみましょう。
すぐに飽きてしまうデザインではダメ
デザインを考える際には注意が必要となります。 流行りや興味だけに振り回されず、何十年も飽きのこないようなデザインにする必要があります。 「おしゃれな家」を意識して、統一感のあるデザインを心掛けてデザインをしていけば、シンプルかつ洗練されたデザインに仕上がっているので、そう簡単に飽きのくるようなデザインにはなりませんが、デザインの段階で意識する事が大切になります。
自分だけが満足するのではなく、そこに住む人全員が満足するかどうかが重要
「おしゃれな家」だけではなくどんな家にも言える事ですが、そこに共に暮らし住む家族全員が満足できるかと言うのは最も重要なポイントとなるでしょう。 デザイン性だけでなく、その形でなくてはならないと言った事が両立出来ていれば、それは必要とされるべくして作られた家になりますので、家族全員が満足することは間違いありません。 結局のところ人の生活する空間ですから、デザインをすると同時に、全員の意見を具現化した「おしゃれな家」を意識する事が、成功の秘訣といえるのかもしれません。
おしゃれな家は建築会社と一緒に作っていくもの。失敗しない為に入念な話し合いが必要
家を建てるというのは、住む人と建てる人との意思疎通や、連携が大切になってきます。 片方がどれだけ良いものを作ろうと思っていても、もう片方の怠慢が原因で大失敗を招いてしまう事もあります。 互いに遠慮せず意見を交わす事が出来る建築会社との出会いが成功の第一歩といえますので、最初の会社選びから一切の妥協をしないという事を強くおすすめします。
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